また旅。

旅の記憶の物置小屋

【17-10:台湾-07】台中をうろうろ

台中市内観光

旅4日目、この日は午前中に台中を回り、その後台北へ向かうというプランで行動することに。

自転車をレンタルしまず向かったのは、宝覚寺(寶覺禅寺)。この寺もまた、日本統治時代に建立されたものなんだそうですが、ここで有名なのは金ピカの巨大な大仏。実際に一度この目で見てみたいと思い、自転車を飛ばしました。

寺に近づくと、確かに金ピカの巨大な仏像がニョッキり!隣の建屋もかなり大きいのですが、それとほぼ同じ高さまでありますから、相当な大きさであることがわかります。

宝覚寺の大仏 宝覚寺の大仏。これだけ大きいと、清掃はどうしているんだろう…?

寺の中に入って近くによって見てみると、見上げるのが大変で首が痛くなりました…。

ちなみに、大仏の裏側は蓮コラのような、無数の穴が空いている不気味な状態でしたので、写真は載せません。

宝覚寺の大仏 下から見上げてみる。いつもこの笑顔で台中の街を見守っている。

宝覚寺の大仏 白くて小さいバージョンもあるようで。

さて、昨夜宿泊したホテルには朝ご飯がついていませんでしたので、朝ご飯を食べにいきます。

向かったのは台中第二市場。台中市の台所です。食品や衣類などを売る店が立ち並び、飲食を行うことのできる店も多く出店しています。

台中第二市場 台中第二市場の外観。歴史を感じさせるが、どこぞの市場と異なり移転の話はない。

台中第二市場 台中第二市場の内部。皆思い思いのものを食べている。

我々が選んだ店は、三代福州意麺店。意麺は小麦粉と卵でできた平打ちのちぢれ麺のことです。

店内は満席でしたが、通路の席に空席があり、店員のおばちゃんがここに座れと案内してくれました。

三代福州意麺店 三代福州意麺店。普通の通路にまでテーブルを置いて商売するほど繁盛している。

ここで頼んだのは、乾意麺と総合魚丸湯のセット。乾意麺は先ほど説明した意麺の汁なし(まぜそば)バージョン。総合魚丸湯はつみれのスープになります。つみれは3種類入っており、豚、カジキ、海老のつみれだったようです。

肉燥(肉そぼろ)と麺とタレが上手く絡み合い、非常に美味しかったです。総合魚丸湯もつみれが大ぶりかつモチモチで満足のいくものでした。

乾意麺と総合魚丸湯 乾意麺と総合魚丸湯。セットで注文すると少しだけお得になる。

その後、第二市場内で、友人はまだ食べたりないとのことで魯肉飯を食べ、お腹いっぱいであった私はスターフルーツのジュースなんぞを飲みながら過ごしました。

そして、気が付くと時刻はお昼。我々はいそいそと台中駅へ向かうのでした。

最後の街、台北:台中駅 ⇒ [ 台鉄台中線(海線):区間車 ] ⇒ 新烏日駅/台中駅 ⇒ [ 台湾高鐵:128次 ] ⇒ 台北駅 ⇒ [ MRT淡水信義線 ] ⇒ 民権西路駅

というわけで、台北を目指します。台中から台北への交通機関は、高鐵(新幹線)、台鉄、高速バスの3つが挙げられますが、台鉄は台中駅で照会したところほとんどの列車が夜まで満席、高速バスは乗り方がよく分からないということで、必然的に高鐵利用となりました。

高鐵の台中駅は台鉄の台中駅とは少し離れており、台鉄で2駅南下した新烏日駅が連絡駅となります。それなら、日本方式で新幹線の駅を新台中駅とかにしてしまえばいいと思うのですが、現在のところそうはなっておらず、2つの台中駅が別々の場所に存在しています。このあたりは、関西のJRと私鉄の駅の関係に似ているかもしれません。(尼崎駅とか西宮駅とか)

さて、高鐵の台中駅で台北までの指定券を購入します。初めに私が買ったところ、普通席に空きはありませんでしたが、商務車(グリーン車)には空きがありました。ということで、これを購入。

続いて友人が購入しようとしたところ、私が買った列車は「空席なし」の表示。そうなのです。私が買った一席が、その列車の最後の空席だったのです。前後の列車にも空席はなく、友人は自由席に立っていくことに…。

そして、ホームに上がると、そこには列車を待つおびただしい人の数。やってくる列車は、高雄からの列車なので、途中駅の台中からでは、とてもではありませんが自由席に座ることはできません。

私は、友人に申し訳なさを感じながら、快適なグリーン車へと向かいました。

後からきいたところ、自由席はとんでもない混雑だったそうです。台中から台北が比較的近く50分程度で到着したのが救いでした…。

台北到着後は、荷物を預けるべく、MRTでホテルへと向かいました。