また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-01:関西-05】アーバンネットワークぐるぐる記【京橋→放出】

1月8日(月・祝)前半 京橋→放出

旅最終日となる3日目。「冬の関西1デイパス」を購入して、関西エリアの駅メモの赤新駅を回収していく。昨日の疲れからかかなり寝てしまい、9時過ぎにようやくホテルを出た。今日の旅は、ホテル最寄りの京橋駅からスタート。

行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
3-1 普通 鶴橋・天王寺方面行 京橋 9:25 天王寺 9:40
3-2 特急くろしお5号 白浜行 天王寺 9:50 和歌山 10:34
3-3 普通 奈良行 和歌山 10:50 橋本 11:57
3-4 各停 高野下行 橋本 12:04 高野下 12:19
3-5 各停 橋本行 高野下 12:39 橋本 12:54
3-6 各停 奈良行 橋本 13:07 高田 14:03
3-7 快速 JR難波行 高田 14:07 王寺 14:24
3-8 大和路快速 加茂行 王寺 14:33 木津 14:57
3-9 快速 塚口 木津 14:58 放出 15:47

Section3-1:寝坊気味に移動開始

大阪環状線 普通 鶴橋・天王寺方面行:京橋 9:25→天王寺 9:40

朝起きると、時刻は8時半。よく寝たのでスッキリだ。とりあえずシャワーを浴び、荷物を用意し、9:15頃にホテルを出た。

とりあえず、和歌山方面をグルッと回ることにし列車の時刻を調べると、天王寺から和歌山まで特急くろしおを利用した方が接続が良いことが判明。自由席特急券を購入し、まずは天王寺へ向かう。

列車はまたも323系。京橋では満席だったが、鶴橋でドッと下車があり座ることができた。


Section3-2:ガラガラの特急で

阪和線 特急くろしお5号 白浜行:天王寺 9:50→和歌山 10:34

天王寺駅構内のパン屋で朝飯を購入。美味そうだったのでついつい調子に乗ってあれもこれもと選んだら、600円近い値段になっていた。

ホームに降り、自由席の乗車口の方に向かっている間に、くろしお号が入線。急いで乗車口へ向かい乗り込んだ。

連休の最終日に行楽地方面へと向かう特急ということで、車内は物の見事にガラガラ。私は2号車に乗ったが、天王寺を出発した時点で乗客は5名程度だったと思う。

快適な車内で先ほど購入したパンをかじりながら優雅な時間を過ごしていると、すぐに和歌山。紀州路快速だともう少しかかるイメージだが、やはり特急は速い。

和歌山にて、289系くろしお 683系を直流化した289系。


Section3-3:DQNに辟易

和歌山線 普通 奈良行:和歌山 10:50→橋本 11:57

和歌山からは、和歌山線に乗車し、和歌山県の北端を東へと進む。わかってはいたが、車両は105系の2連だった。できれば長時間は乗りたくない車両だが仕方ない。この線区だけは10年以上前から全く車両が変わる気配がない。阪和線はともかく、きのくに線にも225系が導入されている時代にこれはどうなんだ…と思わなくもない。JR西日本のこの路線に対するやる気のなさが伺える。

和歌山駅にて、和歌山線105系 105系の並び。長時間の乗車には辛い車両だ。

2両の座席がほどよく埋まった状態で発車。窓からは山と畑と民家という日本のローカル線にありがちな景色が見える。良く言えば日本の原風景といったところか。

途中の駅で、部活動に行く感じの学生が下車…しようとしたが、乗車していたのは2両目なのでドアが開かなかった。「1両目や!」と言って急いで前方車両に向かおうとするも、無情にも列車は発車。結局、そのまま1両目に移っていったが、その後どうなったのかが気になるところだ。(おそらく、次の駅で降りて折り返したと思われる。)この辺りの学生なら、2両目のドアが開かないことなど心得ていそうなものだが、なぜこんなことになったのかは不明だ。

さらに進むと、今度は私の近くに絵に描いたようなDQNが乗車してきた。音楽を大音量で鳴らすわ、「暑い!」と言って窓を開けるわ(今は1月だ…)でやりたい放題。なぜ田舎のDQNはここまで自己主張が強いのだろうか?そうしないと死んでしまうのか?都会のDQNはもう少し車内マナーがマシな気がする…と思案しながら橋本に到着。ここで乗り換えとなる。DQN軍団は引き続き乗車していく模様。


Section3-4:ちょっと寄り道

南海高野線 各停 高野下行:橋本 12:04→高野下 12:19

橋本駅南海線への連絡改札を抜ける。南海のきっぷは所持していないので、高野下までのきっぷを購入。260円也。

南海高野線は現在、上古沢駅付近での線路への土砂流出の影響で、高野下〜極楽橋間が長期の運休となっている。そのため、完乗をしたいと思うのならば乗る意味はないのだが、私は以前に極楽橋(その先高野山)まで乗車したことがある。ではなぜ乗るかというと、駅メモの赤新駅回収のためだ。高野下でレーダーを飛ばせば、高野山まで回収できる。

和歌山線から高野線への接続は良好で、次の高野下行は12:04の発車である。車両は2300系の2連。観光地である高野山に行けない(高野山へは橋本からバス代行)ということもあり、車内はガラガラ。先頭の展望席が空いていたので、そこに座り前面展望を楽しんでいく。

橋本駅にて、南海2300系 橋本以北ではなかなか乗れない2300系。

南海高野線橋本駅を境に路線の性格が大きく異なっており、難波〜橋本は大阪中心部とそのベッドタウンの間の輸送を担うが、橋本〜極楽橋は山岳路線でローカルムード漂う非常に風光明媚な路線となっている。高野下までの短い区間だったが、十分にそのムードを楽しむことができた。

紀伊清水駅 紀伊清水駅。こういう感じの駅、良くないですか?

南海2300系、車内 車内は貸切状態。

高野下で下車し、改札を抜けると、南海の職員さんに声をかけられた。「タクシーを利用するか?」とのこと。高野下から先、下古沢〜極楽橋間の各駅へは高野下からタクシー代行となるようだ。私は高野下で橋本方面に折り返す予定だったので「利用しません」と回答しておいた。


Section3-5:橋本へとんぼ返り

南海高野線 各停 橋本行:高野下 12:39→橋本 12:54

高野下での折り返し時間は20分。高野下駅は、古さが残る良い駅舎で、駅周辺の雰囲気も良かったので写真を何枚か撮っておいた。

高野下駅 高野下の駅舎もなかなかいい感じ。

高野下駅周辺 駅の横には小川が流れている。

しばしの散策ののち、再び橋本までのきっぷを購入し、乗車。

高野下駅にて、南海2300系 帰りも2300系。

途中の学文路では10人以上の乗車があったのに驚いた。こんなローカル区間でも30分に1本という頻度で運転する意味はちゃんとあったのだ。 橋本には15分で到着。再び和歌山線に乗り換える。


Section3-6:105系ふたたび

和歌山線 普通 奈良行:橋本 13:07→高田 14:03

橋本からは再び105系に揺られる。今度はDQNはいないので一安心だ。

橋本駅にて、和歌山線105系 さっきとは顔つきが違うが、やっぱり105系

外は雨が降り出し、どんよりとした状態。見るべき景色も特にないと思われたので、最後尾のシート端に腰掛け、PCでこの日の記録を書き進めながら過ごす。暖房の効きが悪く、寒さを我慢しながらの旅となった。


Section3-7:221系の快適さに感激

和歌山線 快速 JR難波行:高田 14:07→王寺 14:24

高田で、快速JR難波行に乗り換える。先ほど乗っていた列車は、桜井線(万葉まほろば線)を経由して奈良へ向かうため、和歌山線を乗り通す場合には高田で乗り換える必要があるのだ。

JR難波行は、221系の4連での運転。105系2連と比べると、編成も長くなり、座席も快適になった。車内はリニューアルされており、ほぼ新車の装いだ。ずっと乗っていたかったが、王寺で奈良方面に乗り換えるため,下車。もっともこの先も221系が来る可能性は高いのだが。

王寺駅にて、大和路線221系 もっと乗っていたいよ~(涙)。


Section3-8:乗り換え先も221系

大和路線 大和路快速 加茂行:王寺 14:33→木津 14:57

王寺駅の時刻表で、次の奈良方面の列車を確かめる。大和路快速の加茂行で3ドア8両だった。これで221系が来るのは確実だろう。

雨がポツポツと落ちる中待つこと約5分、221系が4+4の8連でやってきた。王寺到着時点で車内はガラガラ。久宝寺で大量下車があったとは考え難いから、天王寺の時点で空いていたのだろう。ちなみに、この列車は奈良を越えて、加茂まで走ってくれる。私は加茂の1つ手前の木津で学研都市線に乗り換える予定なので、ありがたい限り。

奈良駅では、駆け込み乗車対応なのか、一度閉めた扉を再度開けるというハプニングがあったもの、列車自体に遅れは出ず、定刻通り木津駅に滑り込んだ。


Section3-9:ぐるっと回って大阪市内へ

学研都市線 快速 塚口行:木津 14:58→放出 15:47

木津駅の向かい側のホームには、次に乗車する快速塚口行が待機していた。1分の接続だというから、良くできたダイヤである。車両は321系の7連。この区間はどうあがいてもオールロングシートだ。

快速ということで星田を出たあとは一部の駅を通過するため、想像していたよりもかなり飛ばしていた。京阪との競合区間だし、スピードで勝負ということだろうか。

1時間弱の乗車で放出に到着。ここでおおさか東線に乗り換える。

放出駅にて、学研都市線207系 関西の難読駅名の代表格「放出」。

朝の9時半に京橋を出て、16時前にようやく放出に到着した。京橋~放出は電車で約5分。その距離を6時間以上かけて来たのだから、我ながらアホである。

(3日目後編へ続く)