また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-01:関西-06(最終)】最後の700系乗車!?【放出→新横浜】

1月8日(月・祝)後半 放出→新横浜

旅も最終盤。帰りの新幹線に乗車するため、京都駅に向かう。でもやっぱり、単純なルートでは向かわない。大好きな京阪電車を交えつつ、寄り道しながら京都方面へ。そして京都からは、最後の乗車になるかもしれない700系新幹線で、自宅のある横浜へ。

行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
3-10 普通 久宝寺 放出 15:57 久宝寺 16:11
3-11 快速 王寺行 久宝寺 16:12 王寺 16:25
3-12 大和路快速 大阪経由天王寺 王寺 16:32 天王寺 16:50
3-13 普通 千里中央 天王寺 16:53 淀屋橋 17:06
3-14 特急 出町柳 淀屋橋 17:20 三条 18:11
3-15 普通 京都市役所前 三条京阪 18:17 京都市役所前 18:18
3-16 普通 太秦天神川 京都市役所前 18:25 烏丸御池 18:27
3-17 普通 竹田行 烏丸御池 18:32 京都 18:39
3-18 超特急こだま682号 東京行 京都 19:08 新横浜 22:28

Section3-10:まだまだ健在!201系

おおさか東線 普通 久宝寺行:放出 15:57→久宝寺 16:11

放出は関西の難読駅の代表的な存在だ。「放出」と書いて「はなてん」と読むのだが、響きがなんだか可愛らしくて結構好きな駅名である。

跨線橋を渡っておおさか東線の発車する2番ホームへ。程なくして久宝寺行の201系がやってきた。

放出駅にて、おおさか東線201系 関東では見られなくなったけど、関西ではまだまだ主力。

おおさか東線は東京でいうところの南武線横浜線といった感じの路線だと思うが、大きく違うのはいつ乗っても空いていることだ。近鉄と競合してしまっていることが原因かもしれない。新大阪まで開業すれば、乗客が増えるのだろうか?まあ、旅行する身としては空いている方が良いのだが…。

おおさか東線自体は路線長が非常に短く、全線乗車しても15分とかからない。新規開業した新加美駅を過ぎるとすぐに久宝寺に到着。


Section3-11:王寺に逆戻り

大和路線 快速 王寺行:久宝寺 16:12→王寺 16:25

久宝寺駅では、私が乗っていたおおさか東線の列車と同時にホームに滑り込んだ快速王寺行に乗り換え。次の停車駅である王寺が終点という列車だが、私の目的地も王寺なので問題ない。久宝寺〜王寺の乗り潰しが目的だし。

次の王寺にしか行けない列車とあって車内は空いていた。4人掛けのボックスを1人で使うことができ、非常に快適に過ごすことができた。

王寺駅にて、大和路線221系 再び王寺に戻ってきた。


Section3-12:空腹をこらえながら

大和路線 大和路快速 大阪経由天王寺行:王寺 16:32天王寺 16:50

王寺からは今来た区間を、大阪方面へとんぼ返り。時間的にメインの流動とは逆方向だと思っていたのだが、王寺駅で待っている人は意外と多かった。それでも大和路快速は編成が長い(221系8連)ということもあり、なんとか2人掛けクロスシートの窓側を確保できた。

くろしお号の中で食べたパン以来何も口にしていないため、空腹感に襲われながら天王寺に到着。


Section3-13:大阪の大動脈を行く

大阪市営地下鉄御堂筋線 普通 千里中央行:天王寺 16:53淀屋橋 17:06

天王寺からは、御堂筋線に乗り換え淀屋橋へ。荷物が大きいので、この荷物で大阪の大動脈である御堂筋線に乗るのは少しはばかられたが、実際に乗ってみると、天王寺始発ではないにもかかわらず、かなり空いており、シート端に座ることができた。御堂筋線はいつも混雑しているイメージだったのだが、珍しいこともあるものだ。

天王寺駅にて、御堂筋線30000系 大阪の大動脈。

なんば、本町、心斎橋と大阪の主要な街を経由して淀屋橋へ。どうでもいい話だが、チューブ形のデザインが特徴的な御堂筋線淀屋橋駅は、私の好きな駅の1つである。

御堂筋線、淀屋橋駅 このデザインがたまらない。


Section3-14:プレミアムカーで京都へ

京阪本線 特急 出町柳行:淀屋橋 17:20→三条 18:11

淀屋橋で降りたのは、私が愛してやまない京阪電車に乗るためだ。

乗車する前に、駅事務室へ向かい、2018年の京阪電車カレンダーを購入した。2016年から愛用しており、今年で3年目だ。駅での発売は今日までということで、ギリギリで購入できた。(注:ネットなら1/8以降も購入可能である。)

購入後、淀屋橋駅の薄暗いホームへと降りる。17:20発の特急はちょうど入線するところであった。

淀屋橋駅にて、京阪8000系 京阪特急といえばこの車両。鳩のマークが凛々しい。

取り急ぎ写真を取り、6号車のプレミアムカーへ。500円で大阪〜京都間の快適な座席が保証されるため、京阪間を移動する際には極力京阪のプレミアムカーを利用することにしている。

京阪8000系、プレミアムカー プレミアムカーの入口。他の号車とは違うプレミアム感。

今回は先頭の1A席を指定してみた。この座席は、正面が壁となるが、他の座席と比べて心なしか足元が広いのである。

乗車するとすぐに発車。北浜、天満橋、京橋と各駅に停まるが、私の隣には誰も乗ってこない。京橋で乗ってこなければ、十中八九私の隣の席は終点まで空席だ。心の中でガッツボーズをしておく。

京橋を出たあとは複々線区間を快調に飛ばしていく。萱島複々線区間が終了したあとは、カーブが多くスピードを出し切れないという京阪らしい走りっぷり。まあ、プレミアムカーに乗るのなら極力長く乗っていたいし、新快速のようにぶっ飛ばされても逆に困惑するだけだが…。

帰りの新幹線は京都からなので、丹波橋で下車して近鉄に乗り換えるのが最速だが、長く乗車したいがために三条まで乗車した。


Section3-15:行先はちゃんと確認しましょう(教訓)

京都市営地下鉄東西線 普通 京都市役所前行:三条京阪 18:17京都市役所前 18:18

三条駅から地下通路を歩き、地下鉄の三条京阪駅へ。

ホームに降りると、すぐに列車がやってきた。京津線との直通用の京阪800形だ。地下鉄なのにクロスシートを装備しているという珍しい車両で、ラッキーと思いながら乗車。

しかし、次の京都市役所前に着いてみると、この電車は当駅止まりの回送になるという。行先をよく見ず乗車したら、京都市役所前止まりの列車を引いたようだ。仕方ないのでホームに出て次の列車を待つことに。


Section3-16:後続の電車で

京都市営地下鉄東西線 普通 太秦天神川行:京都市役所前 18:25烏丸御池 18:27

次の列車は六地蔵からやってきた京都市営地下鉄の車両だった。烏丸御池までは1駅。すぐに到着した。


Section3-17:帰りたくない気持ちを抑えつつ

京都市営地下鉄烏丸線 普通 竹田行:烏丸御池 18:32→京都 18:39

烏丸御池は、京都市営地下鉄唯一の地下鉄同士の乗り換え駅である。烏丸線もいつも混んでいるイメージのある路線だが、今日は珍しく空いていた。まあ、京都まではたったの3駅なので混んでいても特に問題はないのだが…。

このまま、京都でもう1泊したい気持ちを抑えつつ京都駅で下車。明日から仕事なので帰らなければならない。

京都駅にて、烏丸線10系 京都に到着。あとは新幹線で帰るだけ…。


Section3-18:700系新幹線で帰還

東海道新幹線 超特急こだま682号 東京行:京都 19:08→新横浜 22:28

京都からは新幹線で横浜まで帰るのみ。

しかし、普通にのぞみ号で帰るのでは面白くないので、こだま号で帰ることにする。エクスプレス予約限定の割引運賃であえる「EXこだまグリーン早得」であれば、京都~新横浜が10900円。のぞみの普通車指定席だと13250円なので、2000以上お得な料金で、しかもグリーン車に乗車することができる。こだまだから長く乗っていられるし、鉄としてはいいことずくめだ(笑)。

乗車するこだま682号は700系での運転。700系が東海道新幹線を走るのも、もう長くはないだろうから、これが乗りおさめになる…かもしれない。

京都駅にて、東海道新幹線700系 700系が入線。

9号車のグリーン車に乗車する。何回乗っても、新幹線に乗る瞬間のワクワク感は最高だ。

700系、9号車入口 乗るぞぉー。

乗り込んだあとは、京都駅で購入した柿の葉寿司とビール、日本酒を楽しみながら過ごす。少しずつ現実に引き戻されていく辛さを、アルコールで紛らわしながら、東へと進む。

途中駅での通過待ちで時間がかかるとはいっても、新幹線は新幹線。京都から新横浜まで3時間とちょっとで到着。こだまでも十分すぎるほどに速かった。

新横浜駅 ただいま、横浜。

というわけで、今回の関西旅行記はここまで。

読んでいただき、ありがとうございました。

(2018年1月 関西旅行記 完)