また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-01:関西-04】困った時の特急課金【豊岡→京橋】

1月7日(日)後半 豊岡→京橋

2日目も後半、旅全体としても折り返し地点となる。とりあえずは朝から乗りっぱなしで疲れた体を癒すために、城崎温泉へ。しかし、城崎温泉からの帰路は一筋縄ではいかなかった!?

行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
2-6 普通 浜坂行 豊岡 16:00 城崎温泉 16:12
2-7 特急こうのとり24号 新大阪行 城崎温泉 17:02 豊岡 17:11
2-8 普通 福知山行 豊岡 17:33 和田山 18:09
2-9 快速 寺前行 和田山 18:25 寺前 19:19
2-10 普通 姫路行 寺前 19:24 姫路 20:09
2-11 新快速 野洲 姫路 20:17 大阪 21:18
2-12 普通 京橋・鶴橋方面 大阪 22:20 京橋 22:27

Section2-6:ひとっ風呂浴びたい!城崎温泉

山陰本線 普通 浜坂行:豊岡 16:00城崎温泉 16:12(6分遅れ)

豊岡で5分の接続で、山陰本線の浜坂行に乗り換える。城崎温泉でひとっ風呂浴びていこうという算段である。

今朝方山陰本線の京都方で発生した人身事故の影響を未だに引きずっていたようで、折り返しの浜坂行は16時過ぎにようやく入線。降車、乗車とも多かったため乗降に時間を要し、6分ほど遅れて発車した。

城崎温泉にもそのままの遅れで到着。これで湯につかる時間が6分減ってしまった…。

城崎温泉駅にて、キハ40系「竹田城跡号」 浜坂方の先頭車は「竹田城跡号」だった。


Section2-6-1:城崎にて

城崎には16:20頃に到着。豊岡方面へ戻る次の列車は17:05発である。この45分を利用して温泉を楽しもうと思う。

城崎温泉駅舎 連休とあって多くの観光客で賑わっていた。

城崎駅前には、「さとの湯」という入浴施設がある。他にも城崎には日帰り入浴可能な温泉が多数あるが、温泉街まで行ってしまうと時間が無くなってしまうため、選択肢はここ一択と言える。

駅舎温泉「さとの湯」 いざ、温泉!

施設内はかなり混雑していたが、城崎温泉の湯はかなり熱いため、皆長くは浸かっていられず、回転自体は良さそうだった。私も15分も浸かると体から汗が噴き出し、体の芯からポカポカしてきたので、満足して出た。出たころには、脱衣場はさらに混雑していた。


Section2-7:特急課金のわけは…

山陰本線 特急こうのとり24号 新大阪行:城崎温泉 17:02→豊岡 17:11(15分遅れ)

入浴を終え、城崎温泉駅に戻ってきたのが17:00ちょうど。改札を抜け、ホームへと向かうと、17:02発のこうのとり24号が停車中だった。しかし、まだ17:05発の豊岡行の姿はない。ダイヤ通りなら16:58に入線しているはずなのだが…。

しばらくすると放送があり、17:05発の豊岡行は10分ほど遅れて運転しており、到着は17:15前後となること、停車中のこうのとり24号はその接続を待っての発車になるということが放送された。

この時点で、ホーム上には17:05発の列車を待つ大勢の人が。2両分の乗車口4カ所を合計するとおそらく100人以上が列車を待っていたと思う。当然、座れるはずはないが、豊岡までは10分少々で着くので構わない。問題は次の列車だ。豊岡で接続する福知山行には、ここで待っている100人程度と、既に城崎温泉以前の駅から豊岡行に乗車している人たちの大半が乗り換えると思われる。豊岡ダッシュに参戦するのもなぁ、と思った私は豊岡までこうのとり24号に課金することを決意。豊岡に先回りして座席を確保することに。

幸い、こうのとり24号の自由席はまだ空席があり、問題なく座ることができた。もっとも特急だと城崎温泉〜豊岡は10分もかからないので、さらに着席のありがたみは薄れるが…。


Section2-8:作戦は成功?

山陰本線 普通 福知山行:豊岡 17:33和田山 18:09

豊岡到着後は、跨線橋を渡り、4番線へと移動。福知山行きは223系5500番台の2連だった。豊岡から乗車するという人もそこそこいるようで、2列席の窓側は既に残り少なかった。

豊岡駅にて、223系5000番台 この時点では、まだ平和だった。

遅れていた豊岡止まりが到着すると、その客が大挙して押し寄せ、座席が一気に埋まった。非常に醜い椅子取りゲームが展開されたため、さすがに閉口…。参戦する側にならなくて本当によかったとつくづく思う。

後続のはまかぜが遅れたため、こちらも少し遅れて発車。豊岡ではまかぜを先に通すというダイヤなので致し方ない。もう暗いので景色は見えず、かといって混んでいるのでPCを開く気にもならず、ひたすら駅メモをポチポチ。立っている人の疲れた顔だけが印象に残った乗車となった。


Section2-9:実は近道?播但線へ迂回

播但線 快速 寺前行:和田山 18:25→寺前 19:19

和田山からは播但線を経由して大阪まで向かう。和田山から大阪だと、福知山まで先ほどの列車に乗り続け、福知山から福知山線で向かった方が速いように思えるが、

福知山線経由

和田山 18:11発

山陰本線 普通 福知山行

福知山 18:49着/18:59発

福知山線 丹波路快速 大阪行

大阪  21:21着

播但線経由

和田山 18:25発

播但線 快速 寺前行

寺前  19:19着/19:25発

播但線 普通 姫路行

姫路  20:09着/20:17発

神戸線 新快速 野洲

大阪  21:18着

となり、3分ではあるが、大阪に先着できる。新快速が速すぎるのが原因なのではないかと思われる。

播但線は寺前で運行系統が分断されているため、まずは寺前へ向かう。車両は(おそらく)キハ47系の2連。特に問題なく、ボックスの進行方向窓側の席を確保できたが、その後も先ほどの列車からの乗り換え客が続々とやってきて、私のボックスも私の正面以外の3席が埋まった。

またもやすることがないので、スマホをポチポチしながら進んでいく。途中で何度か寝落ちしていた。 快速と名乗る割には、1駅しか通過しないという何とも期待はずれの走りで、乗り換えの寺前に到着した。


Section2-10:103系にゆられて

播但線 普通 姫路行:寺前 19:24→姫路 20:08

寺前では、再び乗り換えダッシュが開催されていた。次の列車は103系の2連なので、どう急いでもロングシートだし、そもそもロングシートなんて座ってしまえばどこでも(ほぼ)一緒だと思うのだが…。

ある老人の団体など、寺前到着の10分前から席を立ち、ドア前で寺前到着を待ち受けていた。そこまで立てる元気があるのなら、別に次の列車で座れなくても問題ないのでは?と疑問を抱いたが、心の中に留めておいた。

私はチンタラと乗り換えたものの、ロングシートということもあり、空席は多数。広めにスペースが残っているところに着席した。

ロングシートの方がPCを使いやすいという持論を持っているので、ここではPCを開いて旅の記録をつける。景色の期待できない夜のロングシートだと、作業は非常に捗った。

姫路駅にて、播但線103系 姫路に到着。太平洋側まで戻ってきた。


Section2-11:ありがたき12連

神戸線 新快速 野洲行:姫路 20:17→大阪 21:18

姫路駅の播但線乗り場には中間改札が存在した。そういえば加古川駅加古川線乗り場にも同じものがあった気がする。

中間改札で小学生の団体が詰まっており、少し時間を食ったが20:17発の新快速野洲行には余裕で間に合った。

さすがにエスカレーター付近の車両は混んでいたが、そこは姫路始発の12連。先頭まで行けばガラガラであった。今日初めての長大編成にありがたみを感じる。これまでは単行や2連が基本で、空いていそうなところまで移動するということがそもそも不可能だったからなぁ…。

姫路駅にて、神戸線223系1000番台 先頭まで来ると、客はごくわずか。

この区間は勝手知ったる区間なので、特に見るべきものはないが、今日はローカル線にばかり乗っていた分、新快速のキビキビとした走りが心地よく感じる。

結局、先頭という不便な車両を選んだ甲斐があってか?大阪まで隣に人は座ってこず、快適に大阪着。


Section2-11-1:大阪での晩飯

今日の宿泊は大阪の京橋である。(新快速の車内で予約した。)環状線ですぐに京橋に向かっても良いが、梅田の方が食事情が充実している気がするので、梅田で晩御飯を食べていくことにする。

向かったのは新梅田食道街。狭い通路に飲食店がひしめき合っているエリアだ。中を3周くらいして、どこに入るかを見定める。もっとも、時間が遅いこともあり、既に閉店している店も多かったが…。

結局、「お好みやき さくら」という店に入店した。大阪の粉もんは結構好物なのだ。

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ねぎ焼きモダンと生ビールを注文してしばし待つ。焼くのにそこそこ時間がかかるようで、15分程度かかってようやく提供された。

お好み焼き「さくら」のねぎモダン ねぎモダン。ビールも忘れずに。

とろとろの生地とネギが絡みあってビールが非常に進む。モダンにしたことで、焼きそばも入りボリュームも満点。足りないかなと思ったが、かなりお腹がふくれた。

お腹もいっぱいになったところで、ホテルへ向かおうとすると、食道街の出口にたこ焼き屋を発見。「はなだこ」というお店だ。

関連ランキング:たこ焼き | 梅田駅(大阪市営)大阪駅梅田駅(阪神)

もう食べるつもりはなかったのだが、気が付くとネギマヨ(ネギとマヨネーズたっぷりのたこ焼き)とビールのセットを注文していた。

「はなだこ」のネギマヨ ネギマヨ。やっぱりビールもつける。

さすがに最後の方は腹が苦しかったが、ビール流し込んで完食。 満腹感マックスで食道街を出た。


Section2-12:本日のラストランナー

大阪環状線 普通 京橋・鶴橋方面:大阪 22:20→京橋 22:27

大阪駅環状線ホームに上がる。私が乗るのは2番線の京橋・鶴橋方面だが、先に1番線に列車が到着。見てみると、阪和線直通の快速東岸和田行と表示されている。阪和線東岸和田行は珍しい(と、私は思う)ので、カメラをパシャパシャ。周囲の怪しげな視線が痛い…。

大阪駅にて、阪和線225系 ちょっと珍しい東岸和田行。

その後は、2番線に到着した323系普通列車に乗車し、京橋へ。323系も急速に勢力を拡大しているように思う。そう簡単に201系には当たらなくなってきてるもんなぁ…。

京橋にて、大阪環状線323系 大阪環状線にもついに新車が…。

京橋で下車後は、みどりの券売機で明日使用する「冬の関西1dayパス」を購入し、ホテルへ。ホテルは京阪京橋駅直結のホテル京阪京橋グランデ」。

1泊6200円也。部屋はチェックインするまで不明というプランだったが、ツインルームがアサインされた。この広さで6200円なら特に文句はない。

ホテル京阪京橋グランデ、ツインルーム 今日の部屋はちょっと豪華。


Section2-12-1:京橋泊のワケ

今日の宿泊地を京橋にしたのには理由がある。京阪の終電観察をするためだ。

というわけで、23:30頃に再びホテルをでて京阪京橋駅へ。入場券を購入しホームへ上がる。

特急三条行や深夜急行樟葉行など、目当ての列車を撮影してホテルに戻った。この模様は別記事にまとめようと思う。

ホテルに戻った後もウダウダしてしまい、結局寝たのは1時半を回っていた。明日は完全ノープランだがどうしようか…。

(3日目前編へ続く)