【17-10:台湾-03】台南でも食べ歩き
自強号に乗って古都台南へ:高雄駅 ⇒ [ 台鉄縦貫線(南線):自強176次 ] ⇒ 台南駅
高雄から台南へは台湾鉄道(台鉄)の特急列車、自強号で向かいます。
高雄から台南へは台鉄のほかに、高鐵(新幹線)でも向かうことができますが、高鐵の台南駅は台南市の市街地から離れたところにあり、市街地まで電車で20分程の移動を要します。そのため、高雄~台南の移動は運賃面ではもちろん、時間面でも台鉄利用が有利となっています。
高雄駅にて。自強号の発車を待つ間にパシャリ。
同じく高雄駅にて。E1000型電車が発車の時を待つ。
自強号のシートカバーにはかわいらしいクマのキャラクターが。でも、なぜにクマ?
台南市内観光
台南に到着して、ホテルに荷物を置いた我々は、早速台南の街に繰り出しました。
台南は人口200万人を超す大都市でありながら、鉄道は郊外に向かう台湾鉄道しかありません。(高鉄も一応ありますが…)
そのため市内を移動する手段は、基本的にはバスとなってしまいます。しかしながら台湾のバスは系統が多く、観光客にはどのバスに乗ればよいのかわからないことが多いのです。
そのため、台南でもレンタサイクル、通称"T-Bike"を借りて、移動することに。
台南駅舎。駅前のヤシの木が南国の雰囲気を感じさせてくれる。
お昼ご飯がまだでしたので、まずやってきたのは、阿輝炒鱔魚店。鱔魚とはタウナギのことです。日本では食べる習慣がありませんが、中華圏では美味しい食材として重宝されているそうで、友人の希望もあり、タウナギ料理を食べることとなりました。
注文したのは、乾炒鱔魚意麺、つまりタウナギ入り焼きそばです。タウナギは、プリプリとした食感で味にもクセがなく、オイスターソースをベースとしたタレとよくマッチしていました。
乾炒鱔魚意麺。具はタウナギとタマネギが中心。タウナギの食感が楽しくクセになる。
阿輝炒鱔魚店はこんな感じのお店。店員の男性が怪しげにこちらを見ていた…
とりあえず、お腹を満たした我々は、自転車を飛ばし、赤崁楼(せきかんろう)へと向かいました。
赤崁楼は1652年、当時台湾南部を統治していたオランダ人によって築城された城砦で、台湾の人々の反乱に備えた防衛拠点として作られたものだそうです。
作られた背景は少し複雑なものですが、いまでは台南を代表する観光地となっており、台湾の人々も多く訪れていました。
赤崁樓。今では静かに台南の人々を見守っている。
奥に入ってもう一枚。
こういう証明すごく好き。
赤崁樓を観光し、腹ごなしもできたところで、続いて向かったのが度小月担仔麺。
担仔麺は、小麦粉の麺に、海老と肉そぼろがのったものです。スープは塩味ベースでニンニクがきいています。
この担仔麺、台南で最も有名な名物料理であり、中でもこの度小月は発祥の店としてガイドブックなどにも必ず掲載ほどの有名店です。
行ってみたいなーと思っていたところ、赤崁樓を出たすぐそばの所にも店舗を構えている(台南市内に何店舗かあるようです)ことに気がつき、訪れることにしました。
赤い看板が目印。度小月担仔麺。
海老と肉そぼろ、それと魚のすり身がのっている。一杯はそれほど多くなく、食べ歩き向き。
担仔麺を平らげ、お腹が良い感じにふくれたところで、つぎは甘いものを求め台南の街を走ります。
やってきたのは、同記安平豆花というお店。ここは文字通り豆花という、冷たい豆腐に甘いシロップをかけたスイーツを提供するお店です。
本店は台南市の郊外にある古い町並みが有名な案平という場所にあるのですが、支店が台南の市街地にもあります。我々は市街地の店舗を訪れました。
私は白豆花(通常の大豆を使ったもの。他に黒豆を使った黒豆花がある。)にレモンシロップをかけたものをチョイス。甘さがくどすぎずすっきりした味わいで、10月とはいえ気温30度を越し蒸し暑い台湾向きのスイーツです。
左が私の白豆花。右は友人の黒豆花。
この後、汗だくの体をなんとかすべく、一旦ホテルへと引き上げました。