また旅。

旅の記憶の物置小屋

【17-10:台湾-09】迪化街と西門町、念願の鼎泰豐~帰国

町並みオタ、迪化街へ向かう

旅行最終日、この日は18:30に松山空港を発つ飛行機で日本へ帰国することになっています。

あまり、台北から離れるのも危険だろうということで、台北市内を回ることにしました。

まずは、友人がお土産にからすみを購入したいとのことで、その専門店へ。もちろんこの日も自転車です。

余談ですが、自転車をMRT中山駅近くのステーションで借りた際、その際にヨーロッパ系の白人に話しかけられました。聞くと、この近くにあるプールに行きたいのだが、場所が分からないとのこと。なぜ観光客オーラ全開の我々に尋ねるのかは理解できませんでしたが、とりあえずgoogle mapを起動して調べると、それらしき場所がヒット。道順を拙い英語で教えました。

その人は、"You are helpful!"と言って感謝してくれたのですが、ちょうど自転車の貸し出し手続きを終えた友人の姿を見ると、「君は太り過ぎだよ!運動しないと!」と言って大爆笑していました。何とも失礼なヤツです。憎めませんが。

ちなみに友人は大きなお世話だと言っていました。

からすみ購入後は、いい感じの町並み大好きの私の希望で迪化街に。ここは、台湾最古の問屋街とも言われており、歴史を感じさせる町並みを見ることができます。

迪化街 迪化街。このような感じで問屋が建ち並ぶ。アメ横ほど呼び込みは強烈ではない。

迪化街 こういう路地、よくないですか?

迪化街 案内板もパシャり。

台湾の最先端を走る街、西門町へ

迪化街の町並みを堪能した後は、台湾の若者の街、西門町へと移動します。

西門町は、日本で言う渋谷と原宿と秋葉原を足して3で割ったような空間でファッションやアニメグッズなど様々な流行の発信地でもあります。。

なお、移動中にスコールに遭い、衣服がビショビショになりました。気温が高いので、雨がやめばすぐに乾くのですが、この辺りも台湾が南国であることを感じさせます。

西門町 西門町の入口。ちょっと渋谷のセンター街っぽい?

西門町でまず向かったのは、阿粽麺線というお店。

ここも必ずと言ってよいほどガイドブックに掲載されている有名なお店で、モツのたっぷり入ったとろみのあるスープで食べる麺線(そうめん)が売りのお店です。

食べてみると、台湾では珍しい濃厚な味わいのスープにモツがよく合い、朝ご飯を食べていなかった腹ペコの体に染み渡ります。チリソースなどのトッピングも入れ放題であったため、辛い物好きの私はチリソースをたっぷり投入して食べました。

阿粽麺線 阿粽麺線。いつも店の前には人だかりができるほどの人気店である。

阿粽麺線 阿粽麺線の麺線。メニューはこれ1つだけ。チリソースとパクチーがいいアクセントになる。

この後、トイレに行きたくなった私は、至近にあるMRT西門駅へトイレを求めて急いだのですが、西門駅のトイレはなんと改札の中!仕方なく初乗り20元を支払い改札内へと入りました。まあ、人間としての尊厳が80円弱で買えるのですから、安いものです。

さらに、お気に入りの50嵐でタピオカミルクティーを購入した後、今度は台湾唯一のアニメイトへ。

中は、日本で見たことがあるアニメがほとんどで、日本のアニメ文化が台湾にも幅広く根付いていることを感じました。

台湾アニメイトにて 台湾アニメイトにて。数少ない台湾オリジナルアニメキャラクター。

この日、西門町の近くでは国慶節のパレードが開催されているようで、多くの人が集まるとともに、厳重な警備が敷かれていました。

国慶節のパレード 国慶節のパレード。すごい人で近づけなかった…。

例のポストを見に行く:西門駅 ⇒ [ MRT松山新店線 ] ⇒ 南京復興駅

さて、西門町でもすることが無くなり、暇を持て余した我々が続いて向かったのはMRT南京復興駅。

ここには、2015年の台風で傾き、そのまま保存されているポストがあるのです。一目見てみようとやってきました。

傾いたポスト 傾いたポスト。緑は普通郵便、赤は速達とエアメール。

傾いたポスト。 「なあ、俺たちいつまでこのままなんだろうか。」「野暮なこと言うなよ、兄弟。」

念願の鼎泰豊へ:南京復興駅 ⇒ [ MRT松山新店線 ] ⇒ 松江南京駅 ⇒ [ MRT中和新蘆線 ] ⇒ 東門駅

我々は、台湾最後の食事として、台中で行くことを断念した鼎泰豊へ行くことにしました。

鼎泰豊は、台湾で最も有名な小籠包の店であり、やはり一度は行ってみたいと思ったのです。

台北には10店舗近くの鼎泰豊が存在するため、アプリで最も待ち時間が短いと表示されていた、信義店に向かうことに。最寄りはMRT東門駅ということで、MRT乗り継ぎで向かいます。

そしてたどり着いた鼎泰豊信義店。店の前に表示された待ち時間は30分程度であったため、店員のお姉さんから番号札を受け取って待つことに。ついでにメニューも貰いました。

しかし、このメニューが韓国語表記であったため、日本語表記のものに取り換えてもらおうと、再び店員さんのもとへ行くと、「相席でよければすぐに案内できる」とのこと。快諾し、結局待ち時間0で着席することができました。

鼎泰豊信義店 鼎泰豊信義店。ここが鼎泰豊の本店らしい。団体客を多く受け付けているため、少人数であれば意外と早く案内される。

注文したのは、普通の小籠包とエビとヘチマの小籠包、それに台湾ビール。

やってきた小籠包は確かに美味しかったのですが、台中で食べた小籠包の感動が大きかったせいか、こんなものかという感じでした。個人的には小籠包対決では、台中の沁園春に軍配を上げたいです。

それよりも鼎泰豊は高級店とあって、店員さんの気配りや対応が素晴らしいです。お茶が少なくなるやすぐに注ぎに来てくれますし、ほとんどの店員さんが、中国語のほかに英語・日本語・韓国語を話すことができ、全く苦のない意思疎通が可能です。

鼎泰豊の小籠包 鼎泰豊の小籠包。薄皮で汁があふれ出る。小籠包の優等生という感じ。

台湾ビール 忘れちゃいけない台湾ビール。

荷物を回収、空港へ:東門駅 ⇒ [ MRT淡水信義線 ] ⇒ 民権西路駅 ⇒ [ MRT淡水信義線 ] ⇒ 台北駅 ⇒ [ MRT板南線 ] ⇒ 忠孝復興駅 ⇒ [ MRT文湖線 ] ⇒ 松山機場

気が付くと時刻は午後2時を回り、お土産を買う時間なども考えると、空港に向かい始めた方が良さそうな時間になっていました。

というわけで、まずは民権西路駅まで戻り、ホテルに預けていた荷物をピックアップ。ついでに近くのコンビニで職場へのお土産用のパイナップルケーキ(10個入100元、安い!)を5箱購入しました。

その後は、台北駅で初日にも食べた胡椒餅を食し、書店やスマホグッズショップを物色するなどして、少し時間を潰しました。

そして、いい時間になったところで、MRTで台北松山空港へ、16:30くらいに到着しました。

早々にチェックインと出国手続きを済ませ、制限エリア内のベンチで出発を待ちます。

チャイナエアラインの飛行機 帰国便が飛び立つときを静かに待つ。

帰国、日本へひとっ飛び台北松山空港 ⇒ [ 中華航空:CI222便 ] ⇒ 東京羽田空港

最後は、行きと同じチャイナエアライン

疲れていたこともありボーっとしていると3時間半のフライトはあっという間でした。

羽田空港到着後は、リムジンバスとタクシーを乗り継ぎ、自宅へ帰還しました。