また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-01:関西-03】オバマとタンゴと【敦賀→豊岡】

1月7日(日)前半 敦賀→豊岡

旅2日目、この日はまず小浜線福井県京都府の県境を越え、ついに関西へと足を踏み入れる。その後はぶっちゃけノープランだが、どうなることやら…。

行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
2-1 普通 東舞鶴 敦賀 7:43 舞鶴 9:34
2-2 普通 福知山行 舞鶴 9:46 福知山 10:29
2-3 特急はしだて1号 天橋立 福知山 10:49 宮津 11:15
2-4 普通 西舞鶴 宮津 11:25 西舞鶴 11:59
2-5 普通 豊岡行 西舞鶴 13:37 豊岡 15:55

Section2-1:反省を活かして

小浜線 普通 東舞鶴行:敦賀 7:43→東舞鶴 9:34

この日の朝は6:30に起床。モーニングコールで強制的に叩き起こされた感じで、寝不足感は拭えない。

敦賀の街の風景 敦賀の静かな朝。

とりあえず荷物をまとめ、朝食を摂り、7:20頃にホテルを出発。改札で青春18きっぷの5回目に日付を入れてもらう。これで、この冬の18きっぷは無事に使い切ったということになる。

舞鶴行きの出る1番ホームに上がると、発車20分前だというのに既に列車は入線済み。125系の2連だ。前回の新潟駅で快速べにばなの座席を確保できなかった教訓から、早めにホームに行って入線に立ち会おうかと思っていたのだが…。

敦賀駅にて、125系 小浜線は全列車が125系で統一。

車内には数人しか乗っておらず、進行方向の2人掛けクロスシートを確保できたので、まあ前回の反省は活かせた…か? その後しばらくすると、東小浜まで向かいという20名程度の学生の団体(おそらく部活動と思われる)が乗ってきて、座席はほぼ埋まってしまったので、やはり早めに来た甲斐はあったと思う。面白かったのは、この学生団体の女子生徒たちが「進行方向はどっちや?」と気にしていたこと。進行方向を気にするのなんて鉄だけかと思っていたが、一般人でもやはり気になるものか。

発車後は、とりあえず寝る。駅メモの赤新駅区間だったので、駅に着くたびにチェックインはするもの、それ以外は基本寝ていた。途中いくつか寝ていて取り逃した駅はレーダーで処理。

途中の小浜は、私の職場の同期の出身地だ。本人は「何もない」と言っていたが、実際に見てみると、なるほど何もなかった。 多くの区間で寝ていたせいか、東舞鶴まではそんなに遠くなかった印象。一応2時間弱かかっていはいるのだが…。


Section2-2:抹茶色の電車で

舞鶴線山陰本線 普通 福知山行:東舞鶴 9:46→福知山 10:29

舞鶴の駅は、1面2線の高架駅である。多くの始発・終着列車を抱える駅が1面2線でしかも高架というのは、列車の運用上支障にはならないのだろうか?と思ってしまう。名鉄の西尾駅などにも同じことが言えるが…。

東舞鶴駅ホーム 意外にも高架の東舞鶴駅

向かいに停車していた福知山行に乗り換える。113系の2蓮、ワンマン運転のための改造が施してあるタイプである。

東舞鶴駅にて、113系 関東では姿を消してしまったが、関西に来ればまだまだ現役。

特に急ぎはしなかったが、チンタラと乗り換えても空きボックスは多数。なんとも平和だ。 目が覚めて来たので、PCに向かいながら、福知山へと進んで行く。途中の「石原」駅は「いしはら」駅だと思っていたら「いさ」駅だそうで、そんなもん読めるか!と思う。 結構かっ飛ばす113系の走りを楽しみながら、10:30頃に福知山に到着。さて、ここからはどうするか…。


Section2-3:快適、はしだてでショートトリップ

京都丹後鉄道宮福線 特急はしだて1号 天橋立行:福知山 10:49宮津 11:15

福知山で下車し、とりあえず改札を出る。ここからはどこへ行くか、と考えていると目についたのは「京都丹後鉄道」の文字。そういえばこの鉄道、北近畿タンゴ鉄道時代に豊岡〜宮津〜福知山間は乗車したことがあるが、宮津〜西舞鶴については一度も乗車したことがない。会社も変わっていることだし、駅メモの赤新駅でもあるし、京都丹後鉄道に乗ってみることにする。

京都丹後鉄道の改札に出向き、一日乗車券である「家族お出かけきっぷ」を購入。1800円也。これは、大人1人と子供1人が一日乗り放題というきっぷだ。(大人1人だけでも利用可能)残念ながら私には一緒に旅をする子供はいないため、1人だけでの利用となる。

まずは宮津へ向かおうと思うが、先発は特急はしだて1号の天橋立行である。訊くと、特急券を別途購入すれば特急にも乗車してよいらしいので、特急券を購入し、ホームへ上がる。福知山駅では京都丹後鉄道の乗り場はJRと別に設けられているが、特急だけはJRの乗り場から発着する。

はしだて1号は、10:49発であったが。10:40頃には入線してきた。自由席は3、4号車の2両で、福知山で多くの人が降りたため、十分に空席があった。

福知山駅にて、287系 驚きの白さの287系。

福知山駅にて、列車の並び 列車が並んだので、とりあえず撮ってみた。

リクライニングを倒し,くつろいで過ごす。特急形車両に乗れるのがうれしくて、持ってきた焼酎をちびちび飲んでいた。 宮津までは30分とかからず到着。ここで接続する宮舞線普通列車に乗り換える。


Section2-4:丹後の海を見ながら

京都丹後鉄道宮舞線 普通 西舞鶴行:宮津 11:25→西舞鶴 11:59

乗り換えた西舞鶴行きはKTR700形の単行。車内はほどよく埋まっており、なんとか海側の空席を見つけて着席した。

宮津駅にて、KTR700形 丸い目が特徴のKTR700形。

栗田(くんだ)〜丹後由良の区間では日本海がよく見えた。晴れていたらもっと良かったのにと思わないこともないが、日本海は少しどんよりしていた方が日本海らしいと、ポジティブに解釈しておく。

京都丹後鉄道宮舞線の車窓 暗くて荒々しい印象の日本海

海が見えなくなってからはまたウトウトしてしまい、気が付くと西舞鶴駅に到着するところだった。


Section2-4-1:美味い飯の代償

西舞鶴からは、宮津方面に折り返して豊岡を目指す。しかし、次の宮津方面は12:37発で約40分の時間があるので、ここで昼飯にしようと思う。

駅を出て、メインストリートらしき通りに出る。アーケード街が見えたのでそちらの方向に歩いて行くと、アーケード街の手前に寿司屋を発見。「魚源」というお店。

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メニューを見るとランチはそこそこリーズナブルな価格であったためここに入ることに決定。ちょうどカウンターに空席があり、すぐに案内してもらえた。海鮮丼(並)を注文。1290円也。

注文から7〜8分ほどで注文した海鮮丼がやってきた。私は(並)だし大したことない量だろうとなめていたら、これがかなりのボリューム。厚切りの刺身が何切れものっているではないか。付け合わせの品数が多いのも嬉しい。

魚源の海鮮丼 魚のはどれも新鮮でコリコリ。種類も多くて大満足。

しかし、私が抱える問題は、この量を10分で食べなければならないということだ。列車が12:37分発であるため、12:30頃には店を出る必要がある。現在の時刻が12:20。よって食事に費やせる時間は10分しかないというわけだ。

大急ぎで食べるが、海鮮丼の上の刺身はどれも美味しく、ついつい味わって食べてしまう。結局デザートのわらび餅を食べ、お茶を飲み干したときには12:32くらいになっていた。

会計を済ませ、西舞鶴駅ダッシュ。しかし、信号がなかなか変わらない、結局駅に着いたのは12:37ちょうど。急いで京都丹後鉄道乗り場へ向かうと、網野行の普通列車が目の前で出発していった…。


Section2-5:1時間遅れで再スタート

京都丹後鉄道宮舞線宮豊線 普通 豊岡行:西舞鶴 13:37→豊岡 15:55

待合室でPCに向かい時間を潰す。待合室内には、13:03発の東舞鶴行を待っている男子学生のグループがおり、地元のオッサンに絡まれていた。学生は面倒くさそうにしつつも、オッサンのへんてこな質問にもちゃんと答えており、好感が持てた。

案外早く時間が潰れ、13:25頃にホームに。13:44発の丹後あかまつ号は入線していたが、普通列車の姿は無し。1面1線のホームでどうするんだろう(普通列車が先発だ)と思い駅員に尋ねると、停車中の丹後あかまつ号の前に停車するという。なるほど、縦列駐車か。

しばらくすると、宮津方から回送でKTR700形がやってきた。折り返し豊岡行となる列車だ。

西舞鶴駅にて、KTR700形 さっきのとは違うラッピング。

いそいそと乗り込み、再び海側の席を確保した。 13:37に定刻通り発車。再び海を見ながら過ごす。天橋立からは、乗客が増え、ほとんどの座席が埋まった。 途中の与謝野では、行き違いと特急待避のため、20分ほどの停車時間がある。ホームに降りて列車を撮影した。他にも同業者がいるかと思ったが、降りて写真を撮っていたのは私だけ。車内からの視線が痛い…。

与謝野駅にて、KTR700形 与謝野では19分の大停車。

与謝野駅にて、KTR700形の並び 行き違いの列車と並ぶ。

与謝野駅発車後は満腹感から再び睡眠モードに突入。駅メモをポチポチしながらウトウトするという得意技で、豊岡までの時間を過ごした。

(2日目後編へ続く)