また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-01:北関東・北信越-02】会津経由で新潟へ【おもちゃのまち→新潟】

1月20日(土)後半 おもちゃのまち→新潟

旅1日目のお昼。現在地は、栃木県のおもちゃのまち駅。ここからは、東武野岩鉄道会津鉄道と乗り継ぎ会津若松へ。会津若松からは磐越西線で新潟を目指す。

ちなみに、磐越西線の終電は非常に早く、1本でも乗り遅れると新潟到達は不可能となる。雪深き会津地方を抜け、無事に新潟に辿り着けるか!?


行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
1-9 普通 栃木行 おもちゃのまち 13:09 栃木 13:30
1-10 特急けごん21号 東武日光 栃木 13:39 下今市 14:09
1-11 普通 鬼怒川公園行 下今市 14:13 鬼怒川温泉 14:34
1-12 普通 新藤原行 鬼怒川温泉 14:58 新藤原 15:06
1-13 普通 会津田島 新藤原 15:07 会津田島 16:04
1-14 普通 会津若松 会津田島 16:29 会津若松 17:55
1-15 普通 新津行 会津若松 18:34 新津 20:57
1-16 普通 新潟行 新津 21:04 新潟 21:24

Section1-9:おもちゃのまちってどんな街?

東武宇都宮線 普通 栃木行:おもちゃのまち 13:09→栃木 13:30

おもちゃのまちで下車したのは、東武鉄道が主催している〜スタンプラリーの押印をするためだ。スタンプは改札を出てすぐのところ設置してあり、押印自体はすぐに済んでしまった。

東武宇都宮線は日中30分間隔での運転のため、次の列車までは30分程度時間がある。少し町を歩いてみるが、「おもちゃのまち」を感じさせるようなものは特に見つからず、コンビニで立ち読みをして時間を潰した。

おもちゃのまち駅、駅名標 駅前にはSLが。これが「おもちゃ」要素かな?

発車の10分ほど前に駅に戻り、列車を待つ。やってきた8000系の普通列車に乗車し、終点の栃木へ。雰囲気としては、一昔前の野田線って感じだ。

栃木駅にて、東武宇都宮線8000系 気分はちょっと昔の野田線


Section1-10:30分だけスペーシア

東武日光線 特急けごん21号 東武日光行:栃木 13:39→下今市 14:09

栃木からは特急で下今市を目指す。先ほどの〜スタンプラリーには、東武スペーシアの車内(車内販売営業時間帯のみ)に設置されているスタンプが含まれており、これを押す目的である。まあ、栃木からの日光方面の先発はこの特急だったので、仮にスタンプが設置されていなくても乗車していたとは思うが。

東武スペーシア、コンパートメントロゴ 最後尾の6号車は個室席となっている。

とりあえず4号車の指定された席に着席。JRだったらグリーン料金を取ってもおかしくない立派なシートだ。

少しくつろいだ後で、3号車の車内販売カウンターへ。ここでスタンプを押印した。

栃木〜下今市は特急だとわずか30分ということで、そんなことをしているとすぐに到着。下今市でも4分の乗り換え時間の間にスタンプを押さなければならない。


Section1-11:ギリギリで乗り換えて

東武鬼怒川線 普通 鬼怒川公園行:下今市 14:13→鬼怒川温泉 14:34

ドアが開くと同時に、大勢の乗客が下車。乗っていた特急は東武日光行のため、鬼怒川方面に向かう客はみなここで乗り換えとなる。

乗り換え客で混み合う階段を上り、駅の改札へ。改札外に設置してあるスタンプを押し、急いで次の鬼怒川公園行が発車するホームへ向かう。幸い、階段下に駅員が立っており、まだ乗る客がいないかどうかを確認してくれていたおかげで、私(と他にも何名か)が乗車するまで発車を待っていてくれた。ありがとう、東武鉄道

列車は6050系2連での運転だったため、6両の特急から乗り換えた客が全員座るには明らかに座席が足りていなかった。鬼怒川温泉というと、箱根をはじめとした他の温泉地に押され、寂れてしまった温泉地というイメージがあるが、やはり土曜日ともなるとそれなりに訪れる人がいるようだ。

当然、最後に乗車した私が座ることなどできるはずもなく、鬼怒川温泉まで立ちっぱなしだった。まあ、20分程度だから特に気にはしないが。


Section1-11-1:鬼怒川温泉鉄道むすめだらけ?

鬼怒川温泉駅の改札前で、最後のスタンプを押印。これで〜スタンプラリーは全てのスタンプを集めることができた。ちなみに、改札には鉄道むすめのパネルが、これでもか!というくらいに設置されていた。

鬼怒川温泉駅、改札 鉄道むすめパネルが所狭しと並べられている。

さらに、案内所内に設置してある、鉄道むすめスタンプラリーの「鬼怒川みやび」スタンプも押印した。「鬼怒川みやび」のクリアファイルを3点購入し売り上げにも貢献しておく。

鬼怒川温泉駅、案内所内 鉄道むすめ推しがすごい。

鬼怒川温泉駅案内所内、「鬼怒川みやび」パネル 案内所にも「鬼怒川みやび」パネルが。

さらに、駅を出て通りを挟んだ向かいにある、鬼怒川温泉川治温泉案内所で、景品を交換してもらう。無事、トートバッグと缶バッジ2種類を手に入れることができた。


Section1-12:まだまだ北上

東武鬼怒川線 普通 新藤原行:鬼怒川温泉 14:58→新藤原 15:06

これで鬼怒川温泉ですべきことは済んだので、ここからはさらに北を目指す。とりあえず14:58発の新藤原行に乗車した。

鬼怒川温泉駅にて、東武鬼怒川線6050系 この辺り普通電車は6050系の独壇場。

鬼怒川温泉でほとんどの乗客が下車してしまったため、車内はガラガラ。鬼怒川温泉〜鬼怒川公園には、廃墟となった旅館が数多く見受けられた。廃墟マニアにはたまらないだろう。

終点の新藤原まではたったの2駅。すぐに到着し、乗り換えとなる。


Section1-13:雪見酒を楽しみながら

野岩鉄道会津鬼怒川線会津鉄道会津線 普通 会津田島行:新藤原 15:07→会津田島 16:04

向かい側に停まっていた会津田島行に乗り換え。たった1分の乗り換え時間なので、対面乗り換えとはいえ、あまり余裕はなかったようで、全てのお客さんの乗り換えを待ってから、2分ほど遅れて発車した。

車両はまたも6050系。どうでもいいが、車内の方向幕がお気に入りだ。

6050系、車内方向幕 車内に方向幕があるのは珍しい。

川治温泉を過ぎたあたりからは、車窓に雪景色が広がる。天気も良く、車窓としては申し分ない。

野岩鉄道会津鬼怒川線、車窓 車窓はいきなり雪景色に。

こうなると、少しアルコールが欲しくなったので、家から持参した芋焼酎と、水戸駅で購入した干し芋で一杯。同じサツモイモを原料としているからかどうかは知らないが、芋焼酎干し芋はとても相性が良く、予想以上に酒が進んでしまった。反省。

おつまみの干し芋 干し芋芋焼酎の相性は◎。


Section1-14:会津鉄道に初乗車

会津鉄道会津線只見線 普通 会津若松行:会津田島 16:29→会津若松 17:55

会津田島では、しばらく待ち時間がある。ホームで待つのは寒いからという配慮からか、乗り換え客も含め、全員が一旦改札外に退出させられた。予想外にも、会津田島の駅舎内には、立派な売店があり、会津鉄道のグッズも販売していたため、会津鉄道鉄道むすめ「大川まあや」のクリアファイルとキーホルダーを購入。

「大川まあや」パネル 改札前には鉄道むすめ「大川まあや」パネルが。

あとは駅舎内のTVで相撲を見て過ごす。発車10分前に会津若松行の改札を始めるとの案内があった。のんびりと改札へ向かったが、周りの客もみなのんびりしており、結果的には1番最初に改札を受けることとなった。

会津若松行は、AT-500形の単行。それでも会津田島発車時点では空きボックスがいくつか残っているという感じの混雑だったので、単行で十分なのだろう。

会津田島駅にて、AT-500形 ここからは会津鉄道の車両。

会津田島駅 会津田島駅周辺は完全に雪まみれ。

芦ノ牧温泉を出たあたりで、完全に日が落ち、車窓は完全に暗闇と化した。車窓が見えなくなったので、家から持ってきた文庫本を読みつつ、会津若松までの時間を過ごす。

さすがに会津若松に着くころには、全てのボックスに客が座っているくらいには乗客が増えていた。


Section1-15:暗くなったら飲むしかない!

磐越西線 普通 新津行:会津若松 18:34→新津 20:57

会津若松からは、磐越西線で新潟へと抜ける。ここでも30分ほどの待ち時間があったため、とりあえず駅そば。この先また2時間以上乗りっぱなしになるため、腹に入れられるときに何か入れておく。山菜そばにネギ大盛とメカブをトッピング。駅そばとしては期待以上の味だった。

会津若松駅にて、山菜そば 山菜そば、ネギ増し、めかぶトッピング。

関連ランキング:立ち食いそば | 会津若松駅

発車の10分ほど前に改札を抜け、2番ホームへ。新津行はキハ110系の3両だった。

会津若松駅にて、キハ110系 今日の新潟まで抜ける最終列車。

3両も繋いでくれるとは思わなかったが、それでもボックスはすでに全て埋まっていた。まあ、学生が多いのですぐに空くだろうと思い、とりあえずロングシート部に着席し、PCで今日の記録を書き進める。

予想通り、学生たちは1駅目の塩川と2駅目の喜多方で多くが下車したので、問題なくボックス席に移ることができた。

とはいえ外は当然真っ暗であり、何が見えるでもないので、くつろぎながら会津若松駅で購入した福島の地酒「栄川」をチビチビと飲む。

榮川のワンカップ 会津の地酒「榮川」。友人曰く「マジ名酒」。

野沢を越えて県境越えの区間に差し掛かると、最後尾の車両は私だけになってしまった。結局新津の2つ手前の新関まで3号車は私1人という状態が続き、世界に1人だけ取り残させたような気持ちにさせられた。


Section1-16:最後は都市型電車で

信越本線 普通 新潟行:新津 21:04→新潟 21:24

今日の宿泊地は新潟。新津〜新潟はそれほど距離はなく、すぐにやってきた新潟行に乗車した。先日、この路線では雪で列車が動けなくなり、朝まで列車が立ち往生するという事件があったが、この日は雪も少なく、定時運転で新潟に到着。

新潟駅にて、E129系 この日の目的地、新潟に到着。お疲れさまでした。

到着後はすぐに駅にほど近い「新潟第一ホテル」にチェックイン。1泊朝食付きで5600円也。建物は古めだが、大浴場付きだし、ルームシアターも無料、漫画の貸し出しもありと、サービス面ではかなり充実していた。コンビニもフロント直結だし。

新潟第一ホテル、室内 部屋自体はちょっと古め。

部屋に荷物を置き、晩飯を求めて街に出てみる。あまりめぼしい店が見つからず(居酒屋に1人で入るのが苦手なのだ…)、新潟のコシヒカリを使った麺を使っているというラーメン店へ。特に下調べをしたわけでもなかったのだが、地元の客で繁盛しており、味の方もそこそこ美味しかった。

越後秘蔵麺 無尽蔵、野菜辛味噌ラーメン 野菜辛味噌ラーメン。コシヒカリを使った麺がツルツルでうまし。

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食後は、ホテルに戻り、新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」とルマンドアイスで一杯。アルコールがほどよく回ったところで、泥のように寝た。

(2日目前編へ続く)