また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-02:東北・函館-01】青森の"横浜"を訪れてみる【東京→青森】

2月10日(土)前半 東京→青森

プロローグ

2月10日(土)、今日から12日(月)まで3連休である。

今回は、JR東日本JR北海道から3連休限定で発売されている「三連休東日本・函館パス」を利用して、東北と函館を回ろうと思う。

これといった目的もない旅なのだが、美味い飯と温泉にありつければまあいいか、という感じ。強いて言うならば未乗路線である

弘南鉄道弘南線大鰐線

函館市電

の2つには乗っておきたいところだ。

東京6:26発の新幹線を予約していたため、最寄駅を5:32発(東京6:07着)の列車に乗る予定で4:30に目覚ましをセットしていた。

しかし目覚めてみると、時刻は

5:25

完全に寝坊である。無意識に目覚ましを止めて寝続けたようだ。家から最寄駅までは徒歩で10分強かかるので、5:32の列車にはもう間に合わない。次の列車は5:44発(東京6:20着)なので、これに乗れれば何とか東京6:26発の新幹線には間に合う。ということで、大急ぎで着替えを済ませ。シャワーもせずに家を飛び出した。

何とか5:44発の列車に乗ることができ、定刻通り6:20に東京駅に到着。

というわけで、今回の旅は慌ただしくたどり着いた東京駅からスタート。


行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
1-1 超特急はやぶさ・こまち1号 新函館北斗・秋田行 東京 6:32 八戸 9:21
1-2 快速しもきた 大湊行 八戸 9:32 陸奥横浜 10:47
1-3 快速しもきた 青森行 陸奥横浜 12:18 青森 13:46

Section1-1:超特急で一路北へ

東北新幹線 超特急はやぶさ・こまち1号 新函館北斗・秋田行:東京 6:32→八戸 9:21

今回の旅の始まりは東京駅。3連休ということで、早朝から行楽地へ向かう人たちで非常に混雑していた。特に季節柄スキーに行く人が多いようで、上越新幹線の自由席の乗車口には長蛇の列が形成されていた。

私は21番線に停車していたはやぶさ1号に乗車し、まずは八戸へ向かう。

東京駅にて、発車案内板 まずは、はやぶさ・こまち1号に乗車。

1ヶ月前に予約したが、窓側の席はほとんど残っておらず、ギリギリでA席を押さえた列車だ。当然のことながら、指定・グリーン・グランクラス全て満席。立席特急券で乗車する人もいるようだ。東京〜仙台くらいなら立席でもなんとかなるかもしれないが、盛岡や新青森まで立席となると、旅行前に疲れ果ててしまいそうな気がしないでもない。

発車後は、PCを開き、前回の旅行の旅行記を更新しておく。新幹線はコンセントが使えるので、こういったときには非常にありがたい。

くりこま高原を通過したあたりからは、車窓に雪景色が広がる。まあ、今回の旅行で訪れる場所はほとんどが雪景色だと思われるが…。

盛岡発車後からは、睡眠不足がたたりウトウト。二戸到着のチャイムで目覚め、八戸到着を迎えた。


Section1-2:青森の"横浜"ってどんな街?

青い森鉄道線大湊線 快速しもきた 大湊行:八戸 9:32→陸奥横浜 10:47

八戸到着後は、改札を抜け、在来線ホームへ。以前は新幹線と在来線の乗り換え改札があった気がしたのだが、いつの間にか無くなっていた。私の記憶違いだろうか?

急ぎ目に乗り換えたつもりだったが、快速しもきたはキハ100系単行ということもあり、既に空きボックスは無し。仕方ないのでロングシートに着席した。その後も続々と乗り換え客が現れ、結局車内は立ち客多数。みなスーツケースやボストンバッグなどの大荷物を抱えているが、いったいどこに行くのだろうか?なんて考えてみる。「恐山」という回答が頭をよぎったが、冬期閉山中だしなぁ…。

ロングシートだし、窓は曇って外は見えないしで、読書に勤しむ。何の気無しに買った小説だったが、意外と面白く陸奥横浜到着までに9割方を読み切ってしまった。

ちなみに陸奥横浜で降りたのは、私と仕事風のおじさんだけ。ほとんどの客は下北か大湊まで行くようだ。

大湊線キハ100系 陸奥横浜に到着。

陸奥横浜駅駅名標 上下の列車が行ってしまい、ホームには私だけが取り残された。

陸奥横浜駅舎 青森の"横浜"駅。こっちは工事はしてないよ。

陸奥横浜で降りたのは、陸奥横浜に温泉があるから。大湊線は以前に全線乗ったことがあるので、無理して乗りに行く必要もない。(それと、駅メモ的には陸奥横浜から大湊までレーダーが届くので陸奥横浜まで乗れば充分というのもある。)

駅から歩いて「よこはま温泉 横浜町老人福祉センター」へ向かう。

大湊線踏切 大湊線の踏切を渡る。

地元のおじいちゃんやおばあちゃんが歩いているだけというのどかな雰囲気の街だ。しばらく歩いて「よこはま温泉 横浜町老人福祉センター」に到着。

よこはま温泉 横浜町老人福祉センター 「よこはま温泉 横浜町老人福祉センター」。地元のご老人の憩いの場。

「よこはま温泉 横浜町老人福祉センター」は入浴料350円とお安い。浴場内は地元のご老人方で賑わっていた。私もご一緒させてもらい、テカった肌を洗い流す。(寝坊したせいで朝シャワーをする暇がなかった。)

入浴後は、道の駅よこはま「菜の花プラザ」へ。この先青森での乗り換えに余裕がないので、ここでリゾートしらかみ車内用の酒とツマミを調達しておいた。

いい時間になったので、歩いて駅へと戻る。通常は青色の道路案内標識が菜の花色だった。陸奥横浜が菜の花で有名ということからだと思うが、ちょっと見難いような気がしないでもない。

菜の花色の道路案内標識 きれいな色だけど、ちょっと見難くないかい?

あとは、小学校の門にあった、パチモン臭のすごいウルトラマンも気になった。権利関係は大丈夫なのだろうか。

権利関係が大丈夫なのか不安になるウルトラマン なんかちょっと太ってない?

駅に戻ると、青森行の発車の5分前。1時間30分程度の滞在だったが、青森の「横浜」を存分に楽しんだ。

陸奥横浜駅舎 陸奥横浜駅に戻ってきた。


Section1-3:さすがに1両では…

大湊線青い森鉄道線 快速しもきた 青森行:陸奥横浜駅 12:18→青森 13:46

1時間半の短い滞在を終えて、陸奥横浜を後に。ここからは、リゾートしらかみに乗車するため、その始発駅である青森駅をめざす。とはいえ、乗車する快速しもきたは青森駅まで直通してくれるので、乗っているだけで着いてしまうが。

やってきたのはキハ100系の単行。先ほど乗っていた列車が大湊まで行って折り返してきたのだろう。

大湊線キハ100系 さっきのキハ100系

車内は座席が全て埋まるくらいには混んでおり、立って行くことに。まあ、無理すれば座れなくもなかったが、野辺地で多少は入れ替わるだろう。

30分弱で野辺地に到着。ここで八戸方面の列車に接続したため、一部の座席が空いた。とりあえずそこに座っておく。

野辺地発車後は、ほぼ各駅停車となるが、さすがにかつての東北本線ということもあり、各駅でそこそこの乗車が。大湊線内は1両でも何とかなる感じだったが、さすがに1両で県都青森まで行くというのは厳しい気がする。東青森を出るころには、通路まで人がビッシリ。部活の高校生がリュックを肩に下げたままというのも混雑に拍車をかけている。

各駅での乗降に時間がかかったこともあり、定刻から2分ほど遅れて青森に到着。リゾートしらかみへの乗り換え時間は3分しかない。

(1日目後編へ続く)