また旅。

旅の記憶の物置小屋

【17-11:関西-01】出発〜智頭急行スタンプラリーに挑戦【新横浜→上郡】

智頭急行の始発駅、上郡へ:新横浜駅 ⇒ [ 東海道新幹線 ] ⇒ 新大阪駅 ⇒ [ JR神戸線 ] ⇒ 姫路駅 ⇒ [ JR山陽本線 ] ⇒ 相生駅 ⇒ [ JR山陽本線 ] ⇒ 上郡駅

11月3日(金)、この日から3泊4日の関西旅行のスタートとなります。

まず、目標としたのが、智頭急行で11月いっぱいまで開催されているスタンプラリー。景品が豪華であったのと、智頭急行にはまだ乗ったことがなかったということで、この機会に参加してみることに。

というわけで、まずは智頭急行の始発駅、上郡駅を目指しました。

自宅最寄り駅から新横浜駅に移動し、乗り込んだのはひかり493号。このひかり号は新横浜始発で、途中新大阪までに小田原、静岡、浜松、名古屋、京都と停車しますが、後続ののぞみ号よりも早く新大阪に着くことができます。

3連休の初日ということもあり、ほとんどの列車の指定席が満席のようでした。

私も予約いていた10号車のグリーン車に乗り込みます。EX予約サービスの早得を使うと、新横浜〜新大阪の通常の指定席の値段と同程度でグリーン車を利用できるため、非常にお得です。

ひかり号グリーン車にて EX早得を使うとグリーン車にも割安に乗車できる。決して私がリッチなわけではない。

新大阪到着後は、JR西日本の関西エリアが1日乗り放題となる「秋の関西1dayパス」を購入し、姫路行きの新快速に乗車しました。途中、舞子駅付近で海が見えたので、思わずカメラを取り出して撮影しました。

新快速の車窓より 車窓から見える海はいつ見てもよいものだ。

姫路到着後は、すぐの乗り換えで山陽線播州赤穂行に乗車。この区間にしては非常に乗客が多く、4両だしこんなものかなとぼんやり考えていたら、途中の網干駅でほとんどの人が下車しました。駅の放送を聞くと、この日は網干総合車両所の一般公開があるとのこと。なるほど…納得。

私の目的地は山陽線上郡駅。乗っていた電車は播州赤穂行きであったため、手前の相生駅から赤穂線に入ってしまいます。というわけで、相生駅で下車して、接続の列車に乗り換えます。接続した上郡行は、いわゆる末期色でした。

末期色の113系 末期色の113系。慣れとは恐ろしいもので、最近はあまり違和感を感じなくなった。

相生始発の上郡行とあって、有年と上郡の2駅しか利用できないことから車内はガラガラ。非常に快適でした。

相生〜上郡にて ガラガラの列車でのんびり景色を眺めるのも、旅の醍醐味。

列車は定刻通り、10時13分に上郡駅に到着しました。

乗り換え改札にて、1日乗車券を購入した後、スタンプラリー帳を入手しました。上郡、佐用平福宮本武蔵、大原、あわくら温泉、恋山形、智頭の8駅に設置されているスタンプと、沿線4施設のスタンプを集めることにより、景品を貰うことができます。(駅4つと施設2つでも交換可能ですが、「宮本えりお」スタンプ帳は貰えません。)

とりあえず上郡駅のスタンプをゲット。また、上郡駅そばの上郡町観光案内所にもスタンプが設置されているため、乗り換えの時間の間にそちらも押印しました。

上郡駅スタンプ。 上郡駅スタンプ。千種川の鮎とツバキがモデル。

まずは智頭へ向かう上郡駅 ⇒ [ 智頭急行線 ] ⇒ 智頭駅

とりあえず、10時27分発の智頭行普通列車に乗車し、終点駅である智頭を目指します。

智頭行き普通列車 智頭行き普通列車、HOT3500型。HOTは兵庫、岡山、鳥取の頭文字。

途中の平福駅で、列車の交換と通過待ちのため16分もの停車があります。平福駅にはスタンプが設置されており、平福駅近くの「道の駅ひらふく」にもスタンプが設置されているため、停車時間を活用して押印に向かいました。

平福駅舎 平福駅。近畿の駅100選にも選ばれている。

平福駅スタンプ 平福駅スタンプ。シャクナゲと宿場町平福の風景。

駅から、「道の駅ひらふく」までは徒歩で3分程度。途中の町並みは、宿場町を感じさせるいい雰囲気でした。

平福の町並み 平福の町並み。旧因幡街道の宿場町だったらしく、その面影が残る。

本陣跡。 平福因幡街道でも最大の宿場町で、鳥取藩の本陣が置かれていた。

道の駅のスタンプを押印し、目に留まった鹿肉コロッケを食したのち、平福駅へと戻ります。

平福駅 平福駅に佇むHOT3500型。スーパーはくとの通過待ち中。

さて、16分の長い停車を終えた智頭行普通列車は、再び北へ向かって走り出します。

続いては、岡山県に入った大原駅にて13分の停車時間がありましたので、再び下車。大原駅のスタンプをゲットしました。

大原駅スタンプ 大原駅スタンプ。大原宿本陣跡と梅。

大原駅 大原駅にて。木々が色づけばすごく絵になりそうな感じである。

大原を発車した列車は、今度は恋山形駅にて4分間の停車。恋山形駅にもスタンプが設置されており、また、恋山形駅は列車が2時間に1本程度と非常に少ないため、停車時間で急いでスタンプを押します。

恋山形駅スタンプ 恋山形駅スタンプ。タマノカンザシと恋山形駅

恋山形駅 恋山形駅にて。ピンクの背景にブルーの列車が映える。

恋山形駅 ラブホも驚きにピンクっぷり。

恋山形駅 智頭急行の鉄むす、宮本えりおもお出迎え。

恋山形を出ると、次は終点の智頭です。ここでもスタンプを押し、折り返しまでの約40分で少し観光します。

智頭駅スタンプ。 智頭駅スタンプ。石谷家住宅とドウダンツツジ

向かったのは石谷家住宅。敷地3,000坪・部屋数40余りと7棟の土蔵を有する大規模な和風建築だそうで、ここにもスタンプが設置されています。

石谷家住宅 石谷家住宅にて。木漏れ日がいい味出してる。

石谷家住宅 立派な日本庭園。

石谷家住宅 蔵もある。ザ・日本家屋という趣き。

石谷家住宅 蔵の中はちょっとした美術館。

慌ただしく、15分程度の見学で石谷家住宅をあとに、智頭駅へと引き返します。

智頭にて 智頭は中国山地の山間の町といった感じ。

智頭の町並み 智頭も旧宿場町。それらしい町並みがちらほら。

駅へ戻ると、発車まではもう5分もありません。急いで上郡行普通列車に乗り込みました。

人名の駅、宮本武蔵智頭駅 ⇒ [ 智頭急行線 ] ⇒ 宮本武蔵駅

智頭をあとに、続いては宮本武蔵駅へと戻ります。途中、あわくら温泉駅にて4分停車がありますので、その際にあわくら温泉駅のスタンプも押してしまおうという算段です。

12時51分、上郡に向けて定刻通り発車した…と思いきや突如列車は停止。どうやら、乗り遅れたお客さんがいたらしく、その人たちを乗せるために再度停車したようです。結局そのお客さんを乗せ、3分遅れで列車は智頭駅を発車しました。

このこと自体は、智頭急行という会社の優しさが感じれらる良いエピソードなのですが、問題はあわくら温泉駅での停車時間です。先程述べた通り、乗車していた列車はあわくら温泉駅にて列車の交換待ちのため、4分停車します。しかし、3分遅れたとなると、あわくら温泉駅での停車時間を短縮し、遅れを回復するであろうことは想像に難くありません。仮に、あわくら温泉駅でスタンプを押している間に列車が出発してしまうと、次の上郡行は約3時間後。これでは大幅に予定が狂ってしまいます。

結局、あわくら温泉駅には2分遅れて到着。仕方がないので、即座に下車し、駅舎へとダッシュ。急いでスタンプを押し、列車へと戻ります。実際のところは、交換する対向列車(スーパーはくと号でした)も遅れていたようで、それほど急ぐ必要もなかったのですが、慌ただしい一幕となりました。

あわくら温泉駅スタンプ あわくら温泉駅スタンプ。サツキとあわくら温泉とタヌキ。

その後列車は、先ほど下車した大原駅を過ぎ、宮本武蔵駅へと到着。ここでもスタンプを押印しました。

宮本武蔵駅スタンプ 宮本武蔵駅スタンプ。カタクリ宮本武蔵と武蔵武道館。

この辺りは、宮本武蔵生誕の地であるという言い伝えがあるそうで、それにあやかった駅名とのことです。

宮本武蔵駅 宮本武蔵駅には、宮本武蔵、お通、又八の幼少期の銅像が設置されている。

次の列車までの約30分間で、駅から約1kmほどの距離にある、「武蔵の里 五輪坊」へ。ここで、施設スタンプをゲット。上郡町観光案内所、道の駅ひらふく、石谷家住宅、武蔵の里五輪坊の4カ所で施設スタンプを押印したため、これで施設スタンプの方は収集完了となりました。

駅の方も残すところは佐用駅のみ。ですが、上郡方面の列車は、しばらく時間が空くため、大原駅に一旦戻ります。

鉄道むすめのいる駅、大原宮本武蔵駅 ⇒ [ 智頭急行線 ] ⇒ 大原駅

大原では、10分ほどの待ち時間で上郡行普通列車に乗り換えます。

大原駅は、智頭急行スタンプラリーのほかに、『つなげて!全国"鉄道むすめ"巡り』のスタンプポイントにもなっていますので、そちらのスタンプを押印しました。

宮本えりおスタンプ 宮本えりおスタンプ。えりおの名前は上郡駅(かみごおりえき)の一部を逆から読んだもの。

宮本えりおパネル 宮本えりおパネルもお出迎え。

スタンプ収集完了!上郡へ:大原駅 ⇒ [ 智頭急行線 ] ⇒ 上郡駅

大原からは、大原始発の上郡行に乗車。1両のみ存在する赤い車両、HOT3521型が充当されました。

HOT3521型 大原にて発車を待つHOT3521型。

HOT3521型内装 HOT3521型の内装。木目調にリニューアルされ、イベント用にロングシート化されている。

途中、佐用駅にて3分の停車時間があるため、最後のスタンプを押印します。佐用駅の駅員さんは、乗客一人一人にあいさつをされていて、非常に好感が持てました。

佐用駅スタンプ。 佐用駅スタンプ。西はりま天文台とひまわり。

そして再び、列車に戻り、上郡まで乗車します。

到着した上郡駅では、早速景品の引き換えを行いました。なお、引き換えは上郡駅智頭駅でしかできないので、姫新線を利用して佐用駅から出入りする際には注意が必要です。

スタンプラリー景品 スタンプラリー景品。レジャーシートはくじ引きの景品。

これにて、智頭急行スタンプラリーは無事終了。宿泊地である京都を目指して移動します。

参考までに、私がスタンプラリーで利用したダイヤを掲載しておきます。()内はスタンプ押印を示します。土休日ダイヤでの実施になります。

[737D列車]

上郡:1027発(上郡駅上郡町観光案内所)

平福:1053着/1109発(平福駅、道の駅ひらふく)

大原:1123着/1136発(大原駅)

恋山形:1156着/1201発(恋山形駅

智頭:1207着(智頭駅石谷家住宅)

[740D列車]

智頭:1251発

あわくら温泉:1309着/1313発(あわくら温泉駅

宮本武蔵:1326着(宮本武蔵駅、武蔵の里五輪坊)

[741D列車]

宮本武蔵:1356発 ※大原に戻る必要がなければ、742D列車1413発でOK

大原:1359着

[742D列車]

大原:1410発

佐用:1428着/1431発(佐用駅

上郡:1458着