【17-10:台湾-05】朝飯と台南の歴史的建造物
またまた台南の街へ
3日目、この日も台南の街へと繰り出します。
もともとの計画では、ホテルで朝食を食べた後すぐに北上するはず…でした。
しかし、国慶節の台湾、ホテルの朝食会場は大混雑。我々も部屋番号を伝えて順番を待っていたのですが、待てど暮らせど呼ばる気配がありません。というか、基本的に中国語でしか部屋番号を呼ばないため、ネイティブではない我々には聞き取れず、既に番号が呼ばれ、呼ばされてしまった可能性すらありました。
このまま待ち続けても埒が明かないということで、朝食は台南市街に出て食べることに。ついでに昨日寄ることができなかった観光地にも足を運ぼうということになりました。
まず向かったのが、台南孔子廟。読んで字の如く、儒教の創始者である孔子を祀った廟なのですが、台南にあるものは台湾で最古の孔子廟であり、先日訪れた赤崁楼と並んで台南の代表的観光地となっています。
孔子廟の門。刻まれている「全臺首学」の文字は台湾で最初の学校という意味なんだとか。
こういう装飾が好きで、つい撮ってしまう。
続いては、朝ご飯です。
まず見つけたのが肉包(バーワン)のお店。肉包は、ひき肉をプニプニとした皮で包み、あんかけのようなソースをかけた料理なのですが、私はあまり得意ではないためパスしました。
次に私の餛飩(ワンタン)を食べたいという希望で向かったのが、福榮小吃店というお店。
ここで私は餛飩乾麺(ワンタンまぜそば)を注文。しかし、注文したはいいものの待てど暮らせど料理が来ない。また、このパターンか!今日は朝飯は食えないのかと諦めかけたその時、隣で食事をしていた台湾人のお兄さんが、我々の食べたいメニューを店員に伝えてくれました。するとものの数分で、餛飩乾麺が到着。どうやら我々の注文は通っていなかったようです。
それにしても、台湾の人は我々日本人にも優しいですね。素晴らしいところです。
餛飩乾麺。お兄さんが注文してくれなかったらありつけなかった。
朝ご飯を無事に摂り終え、次の街へ向かうべく、台南駅に戻るかと思いきや、もう一箇所私の希望で寄り道をしました。
立ち寄った先は国立台南文学館。ここは、もともと台南州庁として1916年に建造された歴史ある建造物です。日本人建築家である森山松之助という方による設計だそうです。
文学館のドーム。ちょっ東京駅っぽい?
歴史ある建造物を再利用するという姿勢は、日本も見習いたいですね。
この後、ようやく台南駅に戻った我々は、宿泊地である台中を目指して北上を開始するのでした。