また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-01:関西-01】スタート前から一騒動【横浜→岡谷】

1月6日(土)前半 横浜→岡谷

1月6日(土)、今日から3連休だ。手元には使い残した青春18きっぷが2日分。これを消化しない手はない、ということで旅に出ることを決意した。 先週は北の方を回ったので、今回は18きっぷを使い倒しながら、西へと行ってみることに。

初日はまず、東海エリアの超大ローカル線、身延線飯田線に乗車しようと思う。


行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
1-1 普通 小田原行 横浜 5:28 小田原 6:21
1-2 普通 熱海行 小田原 6:22 熱海 6:45
1-3 普通 浜松行 熱海 6:49 富士 7:30
1-4 普通 甲府 富士 7:45 甲府 10:21
1-5 普通 松本行 甲府 10:56 岡谷 12:24

Section1-0:いきなり乗り遅れ

朝4時に起床。シャワーを浴びて目を覚まし、5時過ぎに家を出た。以前の記事にも書いたかもしれないが、私は神奈川県横浜市在住のため、普通列車で西へ進むとなると、まずは横浜駅に出る必要がある。今日の旅程は、この先の身延線飯田線のダイヤに大きな制約を受けており、横浜5:28発の小田原行に乗車することが不可欠である。幸い、最寄り駅を始発で出れば、5時20分頃には横浜駅に到着できるということで、それに合わせて家を出たというわけである。

朝飯を食べていなかったため、最寄り駅近くのコンビニでコーヒーとサンドイッチを購入。そろそろ列車の時刻だと思い駅に向かったが、そこで私はビックリ

始発列車が発車していった。

あれ?と思い時刻表を確認したところ、私が始発の時刻を3分勘違いしていた。(5:17発だと思っていたら実際は5:14発だった。5:17は横浜駅に着く時刻だ。)

次の列車は5:30発。これでは横浜5:28の列車にどうあがいても間に合わない。しかし、先述した通り、今日の旅程は5:28発の列車に乗れないと即崩壊してしまう。仕方ないので、タクシーに乗車。運転手に「横浜駅まで」と告げる。運転手も「なぜ目の前の駅から電車で行かないのか?」と疑問に思ったことだろう。

朝の道路は非常に空いており、横浜駅には5:24頃に到着。料金はなんとか初乗りでおさまり730円。まあ、730円で今日の旅程が崩壊しないのなら安いものだ。(もっとも、私がちゃんとしていれば不要な出費だったわけだが…)

というわけで、タクシーで乗り付けた横浜駅北口改札へ向かう。と、そこで再び驚愕の光景…

シャッターがしまっていた。

ええ…。起床事故か!?と思ったが、JRの横浜駅北口改札の営業時間は6:30からなのだった。発車まではあと3分、駅構内を駆け抜け中央改札へと向かう。改札で18きっぷにスタンプをもらい、東海道線ホームにあがったときには、既に列車は入線し扉が開くというタイミングだった。


Section1-1:何はともあれ旅行スタート

東海道本線 普通 小田原行:横浜 5:28→小田原 6:21

何とか乗り込んだ小田原行はE231系の15連(だったと思う)。早朝でも15両で運転してくれるのはありがたい。さすがに空きボックスはなかったもののロングシート部であれば選びたい放題といった感じ。シート端に腰掛け、朝飯を食べていた。朝帰りの人が多かったのか徐々に乗客を減らし、終始空いた状態で小田原着。


Section1-2:18きっぷラッシュ発生

東海道本線 普通 熱海行:小田原 6:22→熱海 6:45

乗り換えの熱海行はE233系の5連。小田原行の車内放送で案内されていたので、既に分かってはいたものの、実際に見てみるとやはり短い。E233系が5両で営業運転しているという光景がすでに何か珍妙だ。

15両分の乗客が5両に集約されるとあって、私が乗り込んだときには既に空席はゼロ。乗客の多くが青春18きっぷ利用者で荷物が大きいもの混雑に拍車をかけている。熱海までは20分ほどで着くので立っていく分には問題はないが、地元の利用者に対して申し訳なくなってくるなぁ、この混雑は…。

しかも近くに立っていた客がなぜかくまモンの歌を歌い出し辟易。歌い終わった後はセルフ車掌が始まっていた。

苦痛でしかない車内で耐えること20分あまり、熱海に到着。次の浜松行は階段を通っての乗り換えになるという…。既に嫌な予感しかしない。


Section1-3:熱海ダッシュ勃発

東海道本線 普通 浜松行:熱海 6:49→富士 7:30

ドアが開くと同時に、乗客の多くがダッシュ開始。熱海駅の決して広くはない階段に殺到するものだから、階段付近は都心のラッシュかと見紛うほどの混雑ぶり。乗客の荷物が大きい分都心のラッシュより質が悪いかもしれない。次の東海道線下りはは浜松行の長距離列車だから、何としてでも座りたいという気持ちは理解できないでもないが…。

私も人ごみに飲まれながら何とか乗り換え。浜松行は211系3連+313系3連の6連で、座席は8割がたが埋まっていた。次の乗り換え駅である富士までは40分ほどかかるので、なんとか着席。

これまで何度も通過してきた区間であったため、スマホに向かい時間を潰していた。非常にトイレに行きたかったが、車内のトイレを利用するためには、立ち客をかき分けて行かねばならず、結局富士まで我慢する羽目に…。


Section1-4:ようやくまったりと

身延線 普通 甲府行:富士 7:45→甲府 10:21

富士駅でトイレを済ませ、身延線のホームへ。身延線は山側の1番線からの発車らしい。まだホームに列車の姿はなかった。 次の甲府行は2両ということで、2両目の中ドアの乗車口に整列し、入線を待つ。

しばらくして、甲府方から回送列車が入線。折り返し甲府行となる。並んでいた位置は前から4人目だったが、問題なく進行方向窓側かつ富士山側の席をゲットできた。18きっぱーだらけの東海道本線とは雲泥の差だ。

富士を出ると、すぐに富士山が見えてくる。東海道本線からでも見えるが、身延線から見る富士山の方が雄大な気がする。

身延線車内から、富士山 冬は空気が澄んでいて、富士山が美しい。

発車後しばらく車内は混雑していたが、富士宮駅で大量下車。JR東海主催の「さわやかウォーキング」なるイベントがあるらしい。どこでもこの手のイベントはご老人方に大人気である。

富士宮発車後は1ボックスを占用でき、のんびりした雰囲気に。PCを開き、旅の記録をつけながら北へと進んで行く。

1時間ほどはそんなのんびりした車内であったが、市川大門駅で多くの乗車があり、私のボックスにも人が乗ってきた。どうやらこの辺りからが甲府の都市圏らしい。その後も各駅ごとに乗車があり、最終的には1号車には立ち客多数と言った状態で甲府着。もっとも無人駅でドアが開かない2号車には空席が多数だったが…。

甲府にて、身延線313系 甲府に到着。


Section1-5:1本落として快適に

中央本線 普通 松本行:甲府 10:56→岡谷 12:24

甲府では、30分ほどの待ち時間がある。中央本線下りは10:25に小淵沢行の普通列車があり、それに乗れば先に進めないことはないのだが、結局岡谷に着くのは次の10:56発と同結果になってしまう。10:56発は甲府始発の列車であることだし、それまで待とうと思う。

この先、ダイヤ通りに進むと、乗り換え時間は岡谷で5分、天竜峡では2分しかなく、昼食を摂る時間がない。そのため、ここ甲府で昼食を調達しておく必要がある。幸い、甲府駅の駅ビルには弁当を売る店が多数有ったため、そこで購入して行くことにする。甲府とは特に関係のなさそうなイベリコ豚の弁当(1番美味そうだった)を購入し、ホームへ。10:56発の松本行きは既に入線していた。

甲府にて、中央本線211系 この区間115系の独壇場だったのに、いつの間にか時代は変わった。

車内は空いていたのでシート端を確保し、発車の時を待つ。 そのうちに高尾方から甲府止まりの列車が入線、乗り換え客が押し寄せ、瞬く間に座席は埋まってしまった。最終的には立ち客も出る中、定刻に甲府を発車。 しばらくの間は、途中駅で少し人が降り、その分だけ人が乗りといった感じで進んで行く。小淵沢では、先行していた小淵沢止まりかそれとも小海線からの乗り換えか、大勢の客が乗車。その先、茅野、上諏訪でも松本まで買い物に行くといった感じの地元客が多く乗車し、車内は通路までびっしりといった状態に。こうなると6連にして欲しいところだが、おそらく青春18きっぷ期間限定の混雑だろうし難しいだろうな…。

結局終始混雑した状態で岡谷に到着。行き違い列車待ちで4分ほど遅れたため、次の列車への乗り換え時間は1分しかない。まあ、待っていてくれるとは思うが…。

(1日目後編へ続く)