また旅。

旅の記憶の物置小屋

【17-11:関西-03】飛鳥、桜井、天理を回る【四条大宮→桜井】

近鉄電車で飛鳥へ四条大宮 ⇒ [ 京都市営バス ] ⇒ 四条烏丸/烏丸駅 ⇒ [ 京都市営地下鉄烏丸線 ] ⇒ 京都駅 ⇒ [ 近鉄京都線橿原線 ] ⇒ 新田辺駅 ⇒ [ 近鉄京都線橿原線 ] ⇒ 橿原神宮前駅 ⇒ [ 近鉄吉野線 ] ⇒ 飛鳥駅

旅行2日目、この日は駅メモの奈良イベントの消化のため、奈良県内を回ります。

なお、この日から、近鉄週末フリーパスを使います。土日を含む3日間、近鉄電車全線が乗り放題で4100円と非常にお得な切符です。特急券を購入すれば、特急にも乗車でき、使い勝手も良好です。当日の購入はできないため、昨日京都駅で購入しておきました。

まずは飛鳥エリアを回るべく、近鉄電車で飛鳥駅へと向かいます。

京都駅からの先発列車は急行宮津行。橿原神宮前までは行かない列車ですので、途中の新田辺で下車して、後続の橿原神宮前行急行に乗り換えました。

宮津行の急行 朝のみ走る宮津行の急行。

新田辺駅にて 新田辺で待避を行う橿原神宮前行各駅停車。

橿原神宮前では、連絡通路を通り、吉野線に乗り換え。10分ほどの待ち時間での連絡でした。

橿原神宮前駅にて 橿原神宮前にて。

橿原神宮前から飛鳥までは、2駅で10分弱の所要時間。座ってぼんやりしていたらあっという間に到着しました。

飛鳥駅にて 飛鳥駅は、このあたりの観光の玄関口。

飛鳥では、原付をレンタルし、周辺の観光地を回ります。

まずは、飛鳥寺へ向かいました。

飛鳥寺 飛鳥寺。建立は6世紀末とされている。

飛鳥寺の次は、石舞台古墳へ。蘇我馬子の墓であるという説が有力だそうです。そういえば歴史の教科書で見たことがある気がします、蘇我馬子。何をした人だかはわかりません…。

石舞台古墳 石舞台古墳。もともとあった盛土が失われ、この石室が露出したんだとか。

石舞台古墳 石舞台古墳は石室の中にも入ることができる。

飛鳥の町は、観光地でないところも美しい町並みで、思わず足を止めて写真を撮りたくなります。

飛鳥の町並み 飛鳥の町並み。古き良き日本の姿がここにある。

次の予定もありましたので、飛鳥の観光はこのあたりで切り上げ、飛鳥駅へと戻りました。

原付返却後、列車まで少し時間があったので、駅前のあすか夢販売所という直売所へ。新米のおにぎりを配布しており、私も頂きました。飛鳥米、非常に美味しかったです。

飛鳥を離脱、桜井へ:飛鳥駅 ⇒ [ 近鉄吉野線 ] ⇒ 橿原神宮前駅 ⇒ [ 近鉄橿原線 ] ⇒ 大和八木駅 ⇒ [ 近鉄大阪線 ] ⇒ 桜井駅

飛鳥の後は、桜井・天理エリアを観光しに向かいます。

来た道を大和八木まで戻り、そこから大阪線に乗り換えました。

八木駅にて。 大和八木駅にて。乗車したのは榛原行の区間準急。

桜井駅で下車後、駅前の駐輪場でレンタサイクルを借りました。桜井・天理エリアは、桜井線(万葉まほろば線)沿線に観光スポットが点在しているのですが、駅から離れており、列車の本数も決して多くはありません。バスも使い難いダイヤのため、レンタサイクルで回るのがベストと考えました。

しかしながら、借りた自転車は、オンボロのママチャリ。漕いでも漕いでも進まないうえ、道の状態も良くなく、パンクしないかとヒヤヒヤしながらのサイクリングとなりました。

まずは、海柘榴市(つばいち)へ。かつて交通の要衝として栄えたこの地に存在した、古代最大の地上だそうです。現在では、その面影を見て取るのは困難でしたが。

海柘榴市 海柘榴市。「つばいち」と初見で読める人はいるのだろうか?

続いては、山道を進み大神神社へ。道を間違えたのか、そもそも自転車で進む道ではなかったのか、とんでもない山道の中を進む羽目になりました…。

大和神社への道 大和神社への道。これはもう登山といっても差し支えないレベル。

たどり着いた大神神社は、非常に立派な境内を有しており、御朱印集めの方や外国人観光客で非常に賑わっていました。

大和神社 大神神社の本殿と御神木。スピリチュアルやね!

大和神社にて 装飾品1つとっても非常に精巧で緻密な造形が見て取れる。

大神神社の次は、檜原神社へと向かいます。この間の道は、草が生い茂り、倒木があるなど、本当に進んでよいものか不安になるような道でした。当然自転車を漕ぐことなどできず、ひたすらに押して進みました。

檜原神社は、神殿や拝殿等は存在せず、特徴的な三つ鳥居が鎮座しているという、今まで見たことがない神社でした。

檜原神社 檜原神社。3つの鳥居を合わせた三つ鳥居が特徴的。

続いて向かうのは、景行天皇陵と崇神天皇陵。2つの古墳を見学しに行きます。これらは国道169号線沿いに点在しているため、一旦国道まで山を下ります。長い緩やかな坂道は自転車で進むにはうってつけの快適な道。初めて自転車を借りてよかったと思えました。

古墳自体は、近くで見ると、ちょっとした山。堺の仁徳天皇陵もそうですが、高いところから見ないと姿かたちがよくわかりませんね。古墳は航空写真やGoogleEarthで見るのが一番だと感じました。

景行天皇陵 景行天皇陵。堀に囲われた山にしか見えない…。

崇神天皇陵 こちらは崇神天皇陵。先ほどの景行天皇陵と区別がつきますか?

進まない自転車に予想以上に時間を取られ、時刻はすでに13時過ぎ。この先、奈良市内も観光する予定でしたので、ひとまず自転車を返すべく、桜井駅に戻ることにしました。桜井駅までは169号線をひたすらに南下します。

途中、先ほど訪れた大神神社の大鳥居がありましたので立ち止まって撮影。この大鳥居、高さ32.2mを誇る、日本最大の鳥居だそうです。

大神神社の大鳥居 大神神社の大鳥居。その存在感はバツグン。

大神神社の大鳥居 三輪明神の看板と合わせて1枚。

さらに桜井駅方面に南下すると、「天理スタミナラーメン 桜井店」が。天理スタミナラーメンはこのあたりの名物で、通称"天スタ"として親しまれています。お昼がまだでしたので、ここで昼食としました。豚肉と白菜、ニラがピリ辛に炒められ、とんこつベースのスープとマッチしていました。

天理スタミナラーメン 天理スタミナラーメン。天理市内のほか、関西の各地域にチェーン展開している。

食べ終わった後は、再び自転車を走らせ、桜井駅へ。桜井駅で自転車を返却し、奈良市内へと向かうのでした。