また旅。

旅の記憶の物置小屋

【18-04:北海道-09】日高本線代行バスでえりもへ【札幌→様似】

5月4日(金)前編 札幌→様似

行程

Section 列車 発駅 発時刻 着駅 着時刻
5-1 快速エアポート62号 新千歳空港 札幌 6:31 南千歳 7:07
5-2 普通 東室蘭 南千歳 7:15 苫小牧 7:44
5-3 普通 鵡川 苫小牧 7:57 鵡川 8:27
5-4 列車代行バス 静内行 鵡川 8:35 静内 10:23
5-5 列車代行バス 様似行 静内 10:33 様似 12:15

Section5-1 今日も早起き

千歳線 快速エアポート62号 新千歳空港 札幌 6:31 → 南千歳 7:07

旅も折り返し地点を越え、終盤にさしかかろうかという5日目。この日は、襟裳の方へ足を伸ばそうと思う。というわけで、早朝の札幌の街を歩き、札幌駅へ。

札幌駅西口

苫小牧からの日高本線の時刻の制約から、札幌発は6:31の快速エアポートuシートの指定券は昨日新札幌駅で購入しておいた。

千歳線快速エアポート733系 札幌駅にて

朝早い時間だが、uシートはそこそこ席が埋まっていた。快速エアポートの指定席需要の高さを感じる。

発車後はセイコーマートで購入した朝御飯を食べながら過ごす。新札幌、北広島、恵庭、千歳と徐々に客が増え、uシート車のデッキは指定券を持たない客で大混雑になっていた。せっかくロングシートの733系なのだから、立つにしても他の号車に行けばもう少し快適だと思うのだが、なぜ頑なにuシート車の狭いデッキに留まるのかは理解できない。

デッキがそんな感じなので、降りるのに少々難儀しながらも南千歳で下車。


Section5-2 意外と混雑、千歳線普通列車

千歳線 普通 東室蘭 南千歳 7:15 → 苫小牧 7:44

南千歳で、島松で追い抜いた普通列車に乗り換える。しばらくしてやってきた東室蘭行きはキハ141系の2連。この旅では初めて乗る車両である。

千歳線キハ141系 南千歳駅にて

ガラガラかと思ったが、思いのほか混んでおり、ボックスは全て埋まっていた。札幌方面から東室蘭まで直通してくれる珍しい普通列車なので、狙う人が多いのだろうか。

沼ノ端で特急を先に通し、苫小牧には7:44の到着。


Section5-3 日高本線、最初は列車で

日高本線 普通 鵡川 苫小牧 7:57 → 鵡川 8:27

苫小牧からは日高本線に乗車。高波による線路被害で、大部分の区間で現在も運休となっている日高本線だが、苫小牧〜鵡川区間だけは列車の運転を続けている。

車両はキハ40系の2連。

日高本線キハ40系 苫小牧駅にて

ほどよくボックスが埋まっている感じだったので、再びロングシート部に着席。流石に2日連続の5時半起きはキツかったのか、大部分の区間を寝て過ごした。

30分ほどの乗車で終点の鵡川に到着。この先、静内方面へ行く人はバスに乗り換えるようアナウンスされた。

鵡川駅構内


Section5-4 代行バスの旅、スタート

日高本線 列車代行バス 静内行 鵡川 8:35 → 静内 10:23

鵡川の駅前に停車していた、酒井観光バスの代行バスに乗車。観光バスタイプの車両で、キハ40よりも快適だとかは思っていても口に出してはいけない。-_-b

日高本線代行バス 鵡川駅にて

代行バスはかなりの乗客を乗せて出発。鵡川発車時点で、空席はほとんどなかった。中国人観光客もかなり乗っていたのだが、彼らは一体どこに向かうのだろうか。競走馬の産地を見に行くのかもしれない…

海沿いの道を走りながら、バスは徐々に南下。1駅1駅、幹線道路から外れて駅前まで乗り入れるため、時間がかかる。

代行バスからの海

静内まで、たっぷり約2時間をかけて到着。静内はローカル線の駅舎としてはかなり立派だった。

静内駅舎


Section5-5 代行バスを乗り継いで

日高本線 列車代行バス 様似行 静内 10:33 → 様似 12:15

静内でトイレを済ませ、代行バスを乗り継ぐ。日高本線の列車代行バスは全て静内で運転系統が分断されており、鵡川〜様似を直通する便はないようだ。静内からは運行会社もJRバスに変わった。このあたりは、バスの配車の関係だろうか。

日高本線代行バス 静内駅にて

ちなみに、中国人観光客は静内でどこかに行ってしまった。結局どこへ向かったかは謎のまま。

静内〜浦河にかけては、サラブレッドの産地として名高い地域。車窓にも多くの牧場が広がる。

代行バスからの牧場の風景

浦河の市街に入る頃には雨がパラパラと落ち始めた。(´д`)

浦河を出ると、終点の様似は近い。(とは言っても20km近くあるが…)12:15分ごろに終点の様似に到着。

日高本線列車代行バス 様似駅にて


Section5-5-1 様似での時間の潰しかた

様似からは、バスで広尾を通り、帯広まで乗り継ぐ予定である。

次の広尾行のJRバスは、14時ちょうどの発車。(ちなみにこれが最終)現在の時刻が12時半前であるから、1時間半ほど時間がある。

とりあえず様似の駅を見てみることに。駅の前には小さな桜の木があり、ちょっといい感じ。

様似駅舎

様似の桜

もうおそらく列車が来ることはないであろう、駅構内も見学。正式に廃止となったわけではないので、まだ綺麗な状態で保存されていて、列車がやってきても全くおかしくない雰囲気。

様似駅構内①

様似駅構内②

その後は、昼食をとるため、様似駅の近くにあった食堂「喜味の屋」さんに入店。

喜味の屋 外観

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様似名物だというつぶ貝を卵でとじた、つぶとじ丼をいただいた。ここの店主のおっさんがよく喋る人で、「列車がなくなったから様似に人が来ない」と嘆いていた。どんなに大赤字でも、鉄道が存在することで、そこに人の往来が生まれるというのは事実だもんなぁ。(ちなみに店主とのお喋りに意識がいってしまったため、肝心の食事の写真は撮り忘れた。(笑))

13時半前に退店し、様似駅から500mほどのところにあるセイコーマートへ。

様似の町並み

ここで400円程買い物をし、セコマラリー8店目を達成。そして向かいのツルハドラッグで酒とのど飴を購入し、駅へと戻った。

(5日目後編へ続く)