また旅。

旅の記憶の物置小屋

【17-11:九州-04】企救丘(←読めない)【小倉→黒崎駅前】

旅行2日目、この日からようやく本格的に九州の鉄道に乗車します。

この日は平日ということもあり特に宿も取っておらず、気ままに乗り潰しを行う予定です。

九州内の鉄道が普通列車限定で乗り放題となる、旅名人の九州満喫きっぷを使用し、できるだけJR以外の鉄道に乗ろうと思います。

手始めに北九州モノレール:小倉 ⇒ [ 北九州モノレール ] ⇒ 企救丘

まず、宿泊していた東横インから、徒歩で小倉駅へ。現金の手持ちが心許なかったので、途中で銀行に立ち寄り、お金を引き出しました。小倉は大都会なので、この辺りは非常に融通が効きます。

小倉からは、とりあえず北九州モノレールに乗車し、終点の企救丘(きくがおか)へ。普通に読めません。

昨日の疲れもあって朝寝坊気味の9:20発の列車に乗って2日目スタートです。この日は平日でしたが、既に朝ラッシュは終了しており、車内はガラガラでした。もっとも、もともとラッシュとは逆方向ですが…。

北九州モノレール、小倉駅 朝ラッシュが終わった駅に人はまばら。

電車は北九州の街の上空を走ります。ちょっとした空中散歩でいい気分です。普段は座席で大人しくしていることが多い私ですが、この時は立ち上がって、運転席後ろで流れる景色を眺めていました。

モノレールの前面展望 北九州市を空中散歩。

終点の企救丘までは20分ほど。それにしても昨日から、路面電車に新交通にスカイレールにモノレールにと、いわゆる一般的な鉄道にほとんど乗車していない気がします。

企救丘駅 企救丘に到着。

キハでショートトリップ志井公園 ⇒ [ JR日田彦山線 ] ⇒ 城野

企救丘からは、徒歩で日田彦山線志井公園駅へ。企救丘志井公園は徒歩で3分ほどの至近距離にあるため、乗り換えは非常に簡単です。注意すべき点があるとすれば、日田彦山線は1時間に1〜2本と本数が少ないため、時間を調べておかないとそれなりに待たされる可能性がある、ということくらいでしょうか。幸いにもこの時は、10分ほどで小倉行きの列車が到着するという非常に良いタイミングでした。

志井公園駅 志井公園駅、一応駅員はいる。

吹きさらしのホームで寒さを堪えながら待つこと10分。列車は定刻通りにやってきました。日田彦山線は非電化ですので、気動車です。たぶんキハ47形…だと思います。

2両編成の車内は、小倉へ向かう人でほどよい混雑。無理すれば座れないこともなさそうでしたが、下車する城野までは2駅で10分ほど。空いたスペースを見つけて立っていました。

城野駅とキハ もっと乗っていたかった…。

日豊本線を南下:城野 ⇒ [ JR日豊本線 ] ⇒ 行橋

北九州モノレールの次に、私が乗ろうと考えたのが、行橋、田川、直方地域を走る平成筑豊鉄道JR九州田川線糸田線伊田線を転換して発足した第三セクター鉄道です。

ひとまず、起点駅の行橋まで移動です。3両編成の車内は、城野発車時点では、2人掛けのクロスシートの窓側がすべて埋まるくらいの微妙な混雑。ひとまず立っていましたが、2駅目の下曽根で多くの下車があり、無事窓側の席を確保。苅田駅では遅れていた特急ソニックの通過待ちのため、発車が5分ほど遅れましたが、行橋での乗り継ぎにはかなり余裕があるので特に問題なしでした。

行橋駅にて 行橋駅は南海にありそうな感じの高架駅。

軽快気動車にゆられて:行橋 ⇒ [ 平成筑豊鉄道田川線伊田線 ] ⇒ 金田

行橋からは、30分ほどの連絡で、平成筑豊鉄道の直方行きに乗車。もともとJRの路線ということもあり、JRのホームの一角に乗り場があるんですね。

車内は、行橋での買い物帰りといった様相のご老人がちらほらといった感じ。まあ、若い人は車を使うのでしょう。

行橋駅にて、平成筑豊鉄道 第3セクターによくあるタイプの新潟トランシス気動車

行橋駅、平成筑豊鉄道のりば 平成筑豊鉄道は、切り欠きホームから発着する。

列車は直方行きでしたが、私は途中の金田で下車。糸田線に乗り換えます。

あとで気づきましたが、福岡にはカナダ(金田)駅があるんですね。大分県にUSA(宇佐)駅があるのは有名な話ですが、その大分県と隣接する福岡県にカナダがあるとは知りませんでした。

糸田線乗りつぶし:金田 ⇒ [ 平成筑豊鉄道糸田線 ] ⇒ 田川後藤寺

金田では、すぐの乗り換えで糸田線田川後藤寺行きに乗車。金田駅は、糸田線伊田線の列車がうまく接続するダイヤが組まれています。ダイヤを組んだ方に感謝。

まだ午前中だったのですが、テスト期間中なのか帰宅する学生が乗車していました。終点の田川後藤寺までは7キロ弱。途中交換もできないので対向待ちもなく、すぐに到着しました。

田川後藤寺にて 田川後藤寺は3路線が集まるターミナル駅

とんぼ返り、直方へ田川後藤寺 ⇒ [ 平成筑豊鉄道糸田線伊田線 ] ⇒ 直方

田川後藤寺到着後は、乗ってきた列車で糸田線をとんぼ返り。折り返しの列車は、金田から先、伊田線の終点である直方まで直通してくれます。私も乗りつぶしの関係上、直方まで乗る必要がありますので、これは幸い。

車窓を眺めながら、直方へと向かいます。直方に到着したところで、平成筑豊鉄道はめでたく完乗となりました。

直方駅 直方駅のほうは、行橋駅とは異なりJRとは別れている。

JRの直方駅 JRの駅舎はなかなか立派なつくり。

学生たちと共に筑豊直方 ⇒ [ 筑豊電鉄線 ] ⇒ 黒崎駅

直方から、徒歩で筑豊電鉄筑豊直方駅へ。直方~筑豊直方間は、やや離れており、10分ほどの徒歩連絡となります。

たどり着いた筑豊直方駅は、意外にも高架駅でした。路面電車の高架駅はかなり珍しいと思います。

筑豊直方駅 どこに駅があるのか理解するのに数秒を要した…。

筑豊直方駅から黒崎駅前へ向かう電車は1時間に2〜3本。途中の筑豊中間からは1時間に5本に増えるのですが、筑豊中間〜筑豊直方間は本数が半減します…。ホームに上がって時刻表を見ると、次の黒崎駅前行きの発車までは15分程度。テスト帰りの学生たちと一緒に電車を待ちます。私以外に電車を待っているのがみんな学生で少し肩身が狭かったです。

3000形電車 黒崎駅前行きが到着。

学生たちは数駅で降りてしまいましたが、中間を過ぎたあたりからは黒崎市街へ向かう人が乗車し、車内はそこそこ盛況。平日の昼間にしてはよく乗っているなという感じです。さすが、1時間に5本も走らせているだけのことはあります。

お昼の心地よい日差しと電車の揺れにやられ、ウトウトしながら黒崎駅前に到着。折り返しの電車は筑豊中間行きになりました。

黒崎駅前に到着 黒崎駅前。万葉線の新高岡とか、そんな感じ。

黒崎に着いたところで時刻は1時過ぎ。ここで昼飯にすることに。九州に来たら豚骨ラーメンを食べないと、ということで向かったのは「らーめん飛沫」さん。

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豚骨ラーメンを注文。臭みがなく、よその人間でも食べやすいラーメンでした。

らーめん飛沫の豚骨ラーメン 九州に来たらやっぱりこれ。

昼飯後は、北九州を離れ、福岡市内へ。まだまだ乗り潰しは続きます。