また旅。

旅の記憶の物置小屋

【17-11:九州-01】出発〜まずは広島で広電【新横浜→広島】

2017年11月23日、今日から3泊4日で西へ旅に出ます。24日は平日ですが、有給休暇を取得。なお、仕事は片付いていない模様。

とりあえず、今回の旅の目的としては、

・北部九州の未乗路線(特に私鉄・第三セクター)に乗車する

鉄道むすめスタンプラリー(広島電鉄西日本鉄道)のスタンプ押印

駅メモの新駅集め

あたりでしょうか。

それでは、夜も明けきらぬ新横浜駅からスタートです。

最初はやっぱり新幹線:新横浜 ⇒ [ 東海道・山陽新幹線:のぞみ99号 ] ⇒ 広島

自宅最寄り駅を5時45分頃出発し、新横浜駅に到着したのが6時前。この時間でも、新幹線を利用して各地へ行く方々で新横浜駅はにぎわっています。

新幹線の空席案内を見ると、多くの列車が満席。24日に休みを取って4連休にして旅行!という人が多いんでしょうね。

新横浜駅横浜駅はこの時間から多くの人。

私が乗車するのは6時11分発、品川始発の「のぞみ99号」。新横浜から岡山以西へ向かい場合はこの電車が最速となります。(新神戸までは新横浜始発の「ひかり493号」が先着)

朝ご飯(ランチパック)と飲み物を調達してホームで到着を待ちます。

新横浜駅の発車案内 のぞみ、のぞみ、のぞみ

到着した列車は、品川からの乗車で7割程度の座席が埋まっており、残りの3割が新横浜からの乗車という感じでした。私は指定された5号車15番E席にそそくさと向かったのですが、そこには既に先客が。もう1度切符を確認しましたが、やはり間違いなく5号車15番E席。仕方なく、既に座っていた男性に「席を間違えていませんか?」と声をかけると、その人は、「ああ、すみません」と言って席を立ち、別の座席へ移っていきました。特に大きなトラブルにならずに済み、助かりました。

周囲では、「のぞみ99号」と後続の「のぞみ1号」を間違えて乗車された方もいたようです。休みの日とあって、乗り馴れていない人が多かったように感じました。(その方は、名古屋で後続の「のぞみ1号」に乗り換えていかれました。)

私は、前日の夜に遅くまで飲み、3時間ほどしか睡眠時間を確保できませんでしたので、朝食をとったあとはすぐに爆睡。この日は東日本は天気が悪く、富士山も見えないと思われたので、寝るしかありません。

新神戸を過ぎたあたりで起床。姫路から先は駅メモの新駅になりますので、スマホをポチポチしながら過ごしていました。

そうこうしているうちに広島に到着、ここからは広電に乗車します。

広島駅にて 新幹線の広島駅は意外と暗い感じ。

5系統で宇品へ:広島駅 ⇒ [ 広電5系統 ] ⇒ 広島港(宇品)

広島駅で下車後は、広電の乗り潰しを行います。まずは、広電広島駅の窓口に出向き、「広島ピースパス」を購入します。700円で、広電全線のほか、広島市中心部の路線バスにも乗り放題となる乗車券です。バスに乗る予定はありませんでしたが、広電全線のフリーパスが600円であることを考えると、100円の差であればと思い、こちらを購入することにしました。

窓口には、何組かの外国人観光客が並んでおり、広電のフリーパスを購入していました。広島も外国人に人気の観光地のようです。

私も窓口に並び、ピースパスを購入。そして、5系統の広島港行きに乗車しました。

広電の5系統は、広島駅〜広島港(宇品)を比治山下経由で結ぶ系統です。もともとこの区間には国鉄宇品線も走っていましたが、とうの昔に廃止。いまでは広島から宇品へ向かうには、路面電車が一般的です。

休日の郊外方面の電車にもかかわらず、車内は大勢の立ち客が出るほどの混雑ぶり。「なんでこんなに混んでいるのに連接の車両は使わないんだ!」と運転手に詰め寄っている人もいました。

そんな電車も、皆実町六丁目を過ぎる頃には、かなり落ち着いた車内に。終点の広島港まで乗車した人は、私の他に数名でした。

広島港駅にて 広島港に到着。

1系統で広電本社前へ:広島港(宇品) ⇒ [ 広電1系統 ] ⇒ 広電本社前

宇品からは、1系統で広電本社前へ向かいます。1系統も5系統と同じく広島駅〜広島港(宇品)を結ぶ系統なのですが、5系統と異なり、本通、紙屋町といった広島市中心市街地を経由します。利用者が多い、広電の基幹系統の1つで多くの電車が連接車で運行されています。私が乗る電車も5100形Green mover maxでした。

広島港にて 1系統と5系統の並び。これから乗るのは右側の1系統。

広島港にて 折り返して広島駅行きに。

乗りつぶし的には、紙屋町東まで乗り続けるのがベストなのですが、広電本社前のすぐ近くにある広島電鉄の電車事業本部千田営業課には、鉄道むすめ鷹野みゆき」のスタンプが設置されています。その押印のため、一旦広電本社前で下車。スタンプを押印しました。なお、千田営業課内は広電の社員さんがたくさんおり、写真を撮るのも恥ずかしかったので、スタンプ回りの写真は撮っていません。ゴメンナサイ。

スタンプ押印後は、再び広電に乗車!と思ったのですが、朝からランチパックしか食べておらず、非常に空腹でした。時刻は11時を過ぎたころで少し早いですがここで昼食をとることに。広島といえばお好み焼き!ということで向かったのは、広電本社前から徒歩で3分ほどのところにある「大野」さん。

関連ランキング:お好み焼き | 広電本社前駅日赤病院前駅御幸橋駅

 

ここで、お好み焼きのそば入り豚玉ダブルをいただきました。非常に愛想の良い女将さんが目の前で焼いてくれたお好み焼きは、味も量も非常に満足のいくものでした。一番すごいのはこのクオリティで600円というところ。コスパ抜群です。

「大野」のお好み焼き 広島といえばこれ。

7系統で横川駅へ:広電本社前 ⇒ [ 広電7系統 ] ⇒ 横川駅

広電本社前からは、どこへ向かうかは特に決めていませんでした。

発車案内を見ると、先発の電車は7系統横川駅行き、広電本社前が始発の電車でした。とりあえずこれに乗り込み横川へ向かうことに。

原爆ドーム広島市民球場といった広島らしいスポットの前を通過しながらの旅でした。

横川駅にて 横川は7系統と8系統が発着するターミナル駅

JRに乗り換え、宮島口へ:横川 ⇒ [ JR山陽本線 ] ⇒ 宮島口

横川からは、一旦広電を離脱し、JRで宮島口へ。

広電を乗りつぶすにあたり、最も時間がかかるのが、広島の郊外へと伸びる2系統宮島線。往復するとかなりの時間を要するため、片道は並行して走るJRを利用してショートカットすることにしました。広島~宮島口は広電が70分を要するのに対して、JRは30分ですから、速さの差は歴然です。

最近、広島地区に導入が進んでいる新型車両、227系に乗車。3両編成の車内は広島最大の観光地である宮島へ向かう観光客で混雑していました。

宮島口駅にて 宮島口は綺麗な青空が広がっていた。

2系統で広島市内へとんぼ返り広電宮島口 ⇒ [ 広電2系統 ] ⇒ 土橋

宮島口では、ほとんどの人が宮島へ向かうフェリー乗り場へ向かう中、私はひとりそそくさと広電の宮島口駅へ。時間があれば宮島まで行きたかったのですが、そのような時間はありません。以前にも行ったことがあったので今回はパスします。

宮島口からは2系統で広島市内へ逆戻り。2系統は広島〜宮島口を結んでおり、全区間でJR山陽本線と競合しています。

この2系統も、1系統と並び、広電の基幹系統となっています。全ての列車が連接車で運行されており、Green Moverシリーズが最も運用されている系統です。

広電宮島口にて 5000形、初代GREEN MOVER広島市内へ。

昨日の寝不足が祟ったのか、車内ではかなりウトウトしてしまいました。気が付くと、乗り換え駅である土橋は目前。宮島口を発車した時点では、チラホラと空席があった車内も、広島市内に入る頃には、立ち客が多数となっており、降車に少し苦労しました。

8系統で江波へ:土橋 ⇒ [ 広電8系統 ] ⇒ 江波

土橋では向かいのホームへ移動し、江波方面の電車を待ちます。次の電車まで少し時間があったので、電停近くのコンビニでトイレと水分調達を行いました。

土橋〜江波間は広島駅からやって来る6系統と、横川駅からやって来る8系統の2つの系統が主に利用可能です。先発は8系統でしたので、これに乗車し江波まで移動しました。

江波にて 新世紀○○ンゲリオン。

6系統で八丁堀へ:江波 ⇒ [ 広電6系統 ] ⇒ 八丁堀

江波到着後は、向かいのホームに停まっていた広島駅行きの6系統に乗り換え、9系統との乗り換え駅である八丁堀へ移動。関東の人間だと、八丁堀と言われると、日比谷線の八丁堀を思い浮かべてしまいますが、広島にもあるんですね。

江波にて 到着した8系統と、出発をまつ6系統。

八丁堀までは、広島市内中心部を再び横断。乗客の多いエリアを単行で行くとあって、車内は混雑していました。

八丁堀交差点にて 路面電車の走る街って、やっぱいい。

9系統で白島へ:八丁堀 ⇒ [ 広電9系統 ] ⇒ 白島

八丁堀では、交差点の北側にある白島線乗り場へ移動し、9系統の電車を待ちます。

9系統は八丁堀〜白島の5駅間を往復する(一部江波までの乗り入れあり)広電では最も距離の短い系統です。運賃形態も、広電は基本的に広島市内一律180円なのですが、白島線内のみは130円となっており、他の路線とは一線を画す路線となっています。

距離自体は非常に短いですが、利用はそこそこあるようで、私が乗った列車もそこそこ席は埋まっていました。

白島にて 白島に到着。

白島にて京都市電の1900形には京都にちなんだ愛称が付けられている。この電車は「平安」。

9系統で折り返し:白島 ⇒ [ 広電9系統 ] ⇒ 八丁堀

白島からは、再び9系統で八丁堀へとんぼ返り。普段は退屈なので折り返し乗車は極力避けるのですが、さすがにこの距離であれば気になりません。すぐに終点の八丁堀に到着です。

折り返しの八丁堀行き 折り返しの八丁堀行き。

1系統で広島駅へ:八丁堀 ⇒ [ 広電1系統 ] ⇒ 広島駅

八丁堀からは、先発の広島駅行きの電車で広島駅へ戻ります。やってきたのは最新型の1000形、愛称GREEN MOVER LEX。まだ新車の香りのする社内を楽しみながらの旅となりました。

終点の広島駅には10分ほどで到着。これにて、広電は全線完乗達成となりました。

広島駅にて 1000形、GREEN MOVER LEX。LEXはLight Excursion(=小旅行)から。

というわけで朝10時以来、約5時間ぶりに広島駅に戻ってきました。ここからは、広島が誇る2つの新交通システムに乗車します。